算定の実例集

局所陰圧閉鎖処置(V.A.C(バック))とは、材料の算定方法

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局所陰圧閉鎖処置=VAC(バック)のことです。

 

そもそも、局所陰圧閉鎖処置がどういったものなのか、簡単に書いて行きたいと思います。

 

陰圧創傷治療システム

局所陰圧閉鎖処置は、陰圧創傷治療システムを用いて行われ、現在(平成30年)では下記の製品が承認されています。

販売名:V.A.C(バック)

    ATS治療システム

業者:ケーシーアイ(株)

 

治療システムでV.A.Cを使うので、現場では局所陰圧閉鎖処置のことをバックと呼んだりしているのですね。

 

どんな時に使うか

このシステムは、従来の治療では奏効しない難治性創傷に対して、創傷を密封して陰圧を付加することにより、創傷の保護、肉芽形成の促進、滲出液と感染性老廃物の除去を図り、創傷治療を促進するものです。

 

ちなみに、難治性の創傷とは、通常の外傷は1~2週間で治るのに対して、2~3週間たっても治らない創傷のことを指します。

 

治療方法

創傷にポリウレタン・フォーム材を当て、上から被覆材(フィルムドレープ)をかぶせて密封します。

ドレープに穴を開けて、連結チューブを接続し、陰圧維持管理装置に繋げる。

そして、創部を陰圧状態に保つことにより肉芽形成が促進されます。

合わせて、連結チューブを吸引し、感染性老廃物や滲み出る液を排出することにより、創傷の周りの血行が促進され、傷の治りが良くなります。

 

このシステムの使用により、創傷口が閉鎖されるまでの期間が短縮されること、今までは、創傷治癒が困難であった症例でも創傷治癒が可能となることがあります。

 

材料の算定

このシステムでは、

① 陰圧維持管理装置連結チューブ

② フィルム・ドレーブ材、ウレタンフォーム材

上記の材料を使用します。

 

算定は 、J 003の所定点数(①の費用を含む)と、特定保険医療材料、局所閉鎖処置用材料の費用(②の費用を含む)の合計になります。

 

処置の手技料+使った材料(特定保健医療材料)=算定点数

といった形で算定ができます。

 

まとめ

実際にバックの現物を見たらわかると思いますが、結構、大きな装置をベッド横で使っています。

なので、点数が高いのも納得できます。

 

主に、入院で算定する機会が多いので、カルテ等には「VAC」とかしか書いてないときもあるかもしれないので、算定漏れに注意が必要です。

 

 

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