という疲れ気味の医療事務のための記事です。
この記事を読むと、
✖ 医療事務=忙しい
〇 医療事務の忙しさは、①病院やクリニックによって、②人によって、かなり違う!
ということがわかります。
この記事のポイント
「医療事務=忙しい」は間違いです。
忙しさのレベルは①職場により、②人によるのが現実。
対策としては
- 職場全体(医事課)が忙しい→忙しくない医療機関にうつる
- 自分だけが忙しいなら→上司との交渉・スキルアップ
が◎です。
医療事務の忙しさは職場によってこんなに違う
「医療事務=忙しい」という話をよくSNS(ツイッター)上でも見かけます。
その中の意見を抜粋すると…
- 「医事課は全員めっちゃ忙しい!みんな毎日目がまわるくらい働いてる!」
- 「レセプトの時期は休日出勤必須だけど、普段は定時帰りレベルかなー。」
- 「定時に帰れる。日中はそれなりに忙しいけど、残業は無し。」
といったコメントが集まりました。
うーん…
ずいぶん内容にバラつきがありますね。
実は、「医療事務=忙しい」のではなく、「忙しい医療事務員と忙しくない医療事務員がいる」というのが現実なのです。
- 職場により
- 人により
医療事務の忙しさには、かなりの違いがあります。
まず、医療事務員が忙しい職場と忙しくない職場では何が違うのか見ていきましょ~
ポイント①医事課(またはクリニックで働く医療事務)の業務の範囲
1つめは、医事課(またはクリニックで働く医療事務)のミッションや業務範囲です。
医事課の業務範囲は、以下のうちひとつまたは複数であることが多いと思います。
- レセプト業務
- 受付
- 会計
- 電話対応
- 診断書作成、依頼
- 日々の入力業務
などなど…
職場によって、実際に医療事務が担当する業務の範囲はさまざまです。
業務範囲が違えば、忙しさも違って当然ですよね。
医療事務が忙しい「時期」
業務範囲が違えば、忙しい時期ももちろん違ってきます。
例えば「①レセプトが業務の中心」という月末は、
- 月末から忙しい
- 月初めは忙しさのピーク
- 月の半ばは入院費の支払いとかたまっていた業務の処理
ということが多いですね。
ポイント②組織の状況
2つめは、組織の状況です。
- 業務量に対する人員数
- 他職員との役割分担
などが忙しさに影響します。
慢性的に人手不足の状態で業務をこなしていたり、職員間の役割分担が不明確でイチイチ調整が必要になったりする状況だと、医療事務員は忙しくならざるを得ません。
自分のいる職場について
- 組織の状況はどうか
- 院長の医事課に対する見方はどうか
- このままココにいて、未来はありそうか
- ゆとりある生活を送れる日は来るのか
など、一度冷静に考えてみるのも良いかもしれません。
ポイント③上司の考え方
最後にこれ。上司の考え方です。
- 「長時間労働=エライ」
- ギリギリまで業務の担当割りをしない(※)
- ひとつひとつの業務について、細かすぎる説明を求めてくる
- なのに具体的な指示は出せない
- 現場がわからず、わかる気もない
などなど…
※担当をギリギリになって決められると、先を見越しての準備・スケジューリングができなくなります。特にレセプト業務をメインにあつかう医療事務では、レセプト前の準備が非常に重要なので、このタイプの上司にあたると地獄をみます。
こういう上司がいる医事課(クリニック)では、医療事務員はどんどん忙しくなっていきます。
関連記事 「院長と合わないし辞めたい…」医療事務ならすぐ転職するべき理由
職場による違いまとめ
同じ医療事務でも、職場によって、忙しさにはかなりの違いがあります。
世の中には、
- 医療事務の忙しい業務はレセプトだけ
- 人手は十分だし
- 上長もクールでドライで効率重視
- 落ち着いて、ゆとりをもって仕事ができる
みたいな医事課も存在するわけです。
こういう職場で働く医療事務員は、残業もほとんどなく、ゆとりのある生活をしています。
もし、あなたが
- 忙しいのは、いつも。
- 忙しいのは、当たり前。
- 忙しい原因は、自分では取り除けない。
という職場で働いているのなら、
転職しやすいのは医療事務の特権です。
意外とカンタンに、
- 給料変わらず(むしろ、給料アップ?)
- ゆとりをもって仕事ができる
- 残業は激減
- 有給はフル消化が当たり前
みたいな職場に転職してしまえる可能性があります。
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ぜひ一度、転職エージェントに相談してみてください。
具体的には、医療事務の転職にも詳しい「リクルートエージェント転職支援サービス」を利用するのが◎。医療事務の転職事情や医療系の内部事情にも詳しいエージェントさんなので、きっと「相談してよかった」と思えるはず。
エージェントへの登録は数分で終わりますから、ぜひ「忙しくない生活」への第一歩、踏み出してみてくださいね。
医療事務の忙しさは同じ職場でも人によってこんなに違う
今度は忙しい人と忙しくない人の違いを見ていきましょう。
ポイント①担当業務
担当業務の「難易度×ボリューム」が、忙しさを決める1つめの要因です。
医療事務の仕事は、業務によって難易度がかなり異なります。
例えば
- レセプト業務
- 大量の電話対応
- 面倒な患者対応
- データ提出、施設基準、がん登録…
などが高難易度業務の代表格でしょうか。
※受付や電話対応といった一般的に簡単と言われる業務も、医療事務という仕事の特性上、相手(患者)によってはかなり難易度があります。
ポイント②スキル
忙しさを決める2つめの要因は、その人のもつスキルです。
業務に必要なスキルが足りないと、時間はかかるが成果はあがらないということになりかねません。
例えば
レセプト業務なら、重要なスキルのベスト3は(私の独断と偏見によれば)
- スケジューリング能力
- 診療報酬の専門知識
- PCスキル
あたりでしょうか。
これらを向上させることによって、同じ担当業務でも短い時間で(≒忙しいと感じずに)クリアできるようになります。
関連記事 考えなきゃヤバい?医療事務員がスキルアップする為の簡単ステップ
人による違いまとめ
医事課内の同僚はともかく「自分だけが忙しい」という医療事務員は
- ムチャな業務配分をされている
- スキル不足
のどちらか(もしくは両方)である可能性が高いと思います。
①業務配分がムチャだと思うときは、上司に相談してみましょう。
- 担当業務の過去の担当者の状況
- 人別の労働時間の差異
などを示して客観的に話せば、きっと検討してもらえることでしょう。
上司が聞く耳をもたない場合、「上司を変えるために転職する」という手段も検討しなくてはなりません。
ムチャな業務量を続けると、心身に負担がかかるからです。
一方、「私は②スキル不足かな…」と思う人は、ここらでひとつ気合をいれて、スキルアップを目指しましょう!
医療事務員がスキルアップするにあたって、やっぱり診療報酬の資格習得は必須事項です。
忙しい医療事務員には時間がありませんから、通信スクールを利用するのが手っ取り早く効率的でおすすめ。
隙間時間を見つけてコツコツ勉強すれば、きっと報われる日が訪れるでしょう。
関連記事 診療報酬請求事務能力認定試験を最短で合格する勉強方法は通信講座がベストな理由
まとめ:「医療事務=忙しい」は間違い!
「医療事務=忙しい」は間違いです。忙しさのレベルは①職場により、②人によるのが現実。
対策としては
- 職場全体(医事課全体)が忙しい → 忙しくない職場にうつる
- 自分だけが忙しいなら → 上司との交渉・スキルアップ
が◎です。
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※ちなみに、給料水準の高い大企業ほど仕事はラクです。残酷な真実の1つですね。
あなたも、忙しくない医療事務員になって、ゆとりある毎日を送りませんか?
医療事務は、転職しやすい≒忙しくない生活を選びやすい、ステキな職種です。医療事務員になったなら、ぜひ「忙しくない医療事務」を選択してほしいと思います。
それではまた~