いざ、医療事務として働き始めたら想像と違っていた事ってたくさんあると思います。
そんな中で新人さんは…
とネガティブにいつも考えてしまいますよね。
誰でも働き初めは辞めたいと思う事はあると思いますが、医療事務ならではの”やめたい”って思うものがあるんですよね。
なので、そこらへんから少しでもアドバイスができればと思います。
本記事では、新人の医療事務員で仕事がつらいと感じている人に向けて
解決できること
- 辛い原因
- 今後の職場での対応策
- そしてこれから考えること
をまとめています。
確実に今の辛い状況から抜け出すことができるでしょう。
難しい内容ではないでの最後まで読んでいってくださいね。
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毎日のように怒られてばかりで辛いですよね
周りの同僚や先輩からは、
「怒られるのが好きなんでしょ」
とからかわれることも…
あまりに怒られすぎて仕事が終わった後に、毎日のように家に帰って泣きました…
毎日怒られるというのは、本当に辛いものですよね。
もちろん、そう簡単にはクビにはしません。今は労働基準監督署が厳しいですからね。
職場側は、私から『辞めます』というのを待っていたんでしょうか。
当然、医事課の中でパワハラやモラハラも受ける
仕事でミスが多ければ、当たり前のように?パワハラやモラハラの対象にもなっちゃいますよね。
女性って集団になるとやっかいです…
- 雑用ばかりさせられる
- 目の前で嫌味を言われる
- 自分だけ必要な連絡が来ない
こんな感じの状況が毎日続いてくるとホントにイヤになってきます。
私の場合、ミスをするたびに周りから
「さすが○○さん!!」
と精神的に苦痛を感じるような嫌味を言われ…
「あんたがやることは全て間違ってるから何もするな」
とののしられた事もありました…
あと、わかりやすいのでいえば、お土産のお菓子などを事務所の全員に配っているのに自分だけ配られなかった…
なんてこともしょっちゅうでした…(思い出しただけで泣けてきます…)
私の場合は、まだ軽い方かもしれませんね。
パワハラ、モラハラで辛い思いをしている方というのは、
もっと…
「今すぐ逃げ出して楽になりたい」
「消えてしまいたい」
と心の底から傷ついている方の方が多いでしょう。
先輩や上司は、何気なく言った一言かもしれないけど…
その一言が、あなたにとっては、本気で心の底から傷つく言葉だったりもするんですよね。
こういう状況が続いて、
「あっ、もうなんかどうでもいいや」
って、スイッチが入るようにやる気がなくなる時期がくるんですよね。
新人の医療事務員が仕事内容をすぐに覚えるのは難しすぎる
私は、医療事務の学校や通信教育を受けておらず、全くのド素人に加え、知識も0のまま医療事務に入職しました。
とりあえず、診療報酬の早見表を読んで勉強を始めたのですが…
大袈裟ではなくて、本当に何もわからなかったんです…
何度本を読んでも、内容が文字としてしか頭に入ってこず、実際の業務と全く結びつきませんでした。
結局、何がわからなかったと言うと、本に書いてある手技や診療行為そのものが、何をしているのかということがわからなかったのです。
さらに言えば、受付するという業務はわかるのですが、その後の対応や自分がこの受付を行ったことでどうなるのか?ということすらわからない状況でした…
医療事務の学校に行っていた人でもわからない
医療事務の学校に行って勉強していた方でも、医療事務の勉強するのは限られた項目のみだったと思います。
特に、基本診療料や処置や画像、注射や点滴といったところででしょうか。
しかし、実際に病院やクリニックにはいろいろな診療科があり、リハビリや精神、又は在宅関係については学校で勉強していなかったケースも多いでしょう。
ここらへんの知識については、ほとんど詳しく勉強をしなかったため、これらがどういったものなのか?といったところで混乱し、また、最初から勉強しなければいけないという大変な思いをしなければいけません。
なんて思う必要はないのかなと思う必要はありません!!
スタートは、学校に行っていた人も、行っていなかった人も同じです。
資格試験と実務は違うので覚えられない
医療事務の学校で勉強していた項目だったとしても、資格試験の勉強と実務では全然異なります。
勉強と実務では全然違う
例えば、管理料の算定方法一つでも、テキストには明確に指導内容が書いてあるけど、実務ではそこまで指導していなかったり、算定してもいいのかな?といったレベルのものも出てくるはずです。
テキストなどには、わかりやすく丁寧に診療内容も書いてあります。
しかし、実務ではそんなことはほとんどありえません。
メモ書き?と思えてしまうようなカルテ記事やメモがほとんどですからね。
医療事務の学校に行っている、行っていないで優越が付くこともないですから、一から慣れていくしかありません。
業務の仕組みがわからない
私が医療事務として働き始めた頃一番最初に見つかった壁は、医療事務という業務全体の仕組みが全くわからなかったことです。
これは、未経験の方だけでなく医療事務の学校に行っていた人にもあてはまります。
医療機関の仕組み、保険請求を程度勉強していたとしても勉強と実務では全く異なる感じ方で分からない事の方が多いでしょう。
医療機関の仕組みというのを全て把握するというのは、とてもじゃないけど新人のうちには難しいです。
なので、最初(新人)の段階ではだいたいの流れをつかむだけで十分だと思います。
- 外来であれば受付から診察終了までの患者さんの流れ。
- 入院ってあれば、入院の受付から退院までの流れ。
それぐらいのことを把握しておけば、イメージがつきやすいので結構覚えやすくなってくるはずです。
メモ
仕組みを理解すれば、今、自分がやっている業務がどういった役割のものなのか?ということがみえてきますよ。
【失敗ばかりの時の対応策】自分を変えることで上手くいくこともあります
失敗ばかりで毎日が辛いと思うなら、少しづつでもよいので自分を変えていくとよい方向にいくこともあります。
とにかく笑顔で愛想良くして敵を作らない
奥義として紹介したいのは笑顔です。
常に仕事中に笑顔でいることで、失敗をしたとしても怒られはするけど、それだけで周りからの接し方は違ってくると思います(良い方面で)。
”ニヤニヤ”や”ヘラヘラ”とは違いますので使い方に注意。また、当然ですが、怒られてるときは真顔に戻りましょう
その人のキャラクターにもよるかもしれませんが、笑顔や愛想というのはとても大事な要素なんじゃないかなと思っています。
社会人として笑顔は必須スキルとなっていますもんね。
なんて時代遅れな事は言っていられません。
笑顔の人ってなんか話しやすくありませんか?そんな人を目指していきましょう。
とにかく勉強をする
そうすることで、だんだんと具体的な診療内容が理解できるようになってきます。
点数計算や受付業務をしていても『この手技はこういった症状の時に行うんだ』となんとなくコツがつかめているような感覚になります。
やはり、基礎知識はとても重要です。
知識が身に付けば自然に自身がわきてきて仕事で劣等感も感じなくなります。
参考記事 「辞めたいな~」と感じる理由が知識不足からくるのであれば資格の勉強はオススメですよ。ヒューマンアカデミーなら社会人でも医療事務の基礎勉強ができるシステムなので便利です。
先輩たちで「診療報酬請求事務能力試験」を持っている人って意外と少ないので、持っているとかなり有利。
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とはいえ…
なので、ここらへんは勉強ができるだけの気力がある人向けかもしれません。
あまり頑張りすぎるのも体育会系すぎるので頑張れる範囲で十分。自分を大切に!
転職活動をして心に余裕を持つ
「え?」と思われそうだけど、一番カンタンで効果的な解決策は、実は転職活動だったりします。
勘違いしないでほしいのは、「すぐ転職しよう!」ってことではありません。
そんなのあんまり、現実的には思えないですよね。
実際、転職する上では、1年くらいは最初の職場に勤めた方が有利です。
※昔は「3年は勤めないと転職なんてムリ」と言われていましたが、時代は完全に変わりました。
大事なのは、実際に転職することではなく、「イザとなったら転職できる」という確信を持つこと。
- 今すぐ転職するとしたら、こういう会社なら応募できるんだな
- あと数か月我慢すれば、こういう道もひらけるのか
- あれ、こっちの職場の方が給料もいいみたい
こういう情報を具体的に入手しておくことで、怒られて怖くなってしまっている心が、ずいぶんと余裕が出てきます。
関連記事 私の転職活動の体験談はコチラ
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相手の目の前でメモを取るなど頑張りを見せる
職場の上司や先輩が業務連絡をしてくたらとにかく相手の目の前メモを取るようにしましょう。
と思われそうですが、仕事で怒られてるときってメモを取るのをついつい忘れがちです。
あと、相手の目の前でメモを取ることで
「この子はやる気がある、失敗はするけど向上心はあるんだ」
と思わせることができます。
相手に良い印象を与えるとともに、自分もメモで仕事を覚えることができるので一石二鳥です。
言われた事だけが仕事じゃない
新人の時は『言われたことをしっかりやらなければいけない!!』と考えていましたが、今になって思えば、そんなことは全く気にする必要はないと思っています。
なぜかというと”言われたことをする”ということに意識を集中しすぎて、自分で考えるという機会がなかったからです。
また、言われたことをやるだけと、自分で考えて実行するのとでは、頭に入ってくる情報が全然違いますからね。
そして、何より一番私が言いたいのは、上司や先輩が言うことは絶対ではないということです。
新人の頃は、何もわからないので会社や上司の言うことが全て正しいと思い込んでいる部分があると思います。
でも、上司や先輩だってあなたと同じ人間です。間違った事を教えたり偏った意見を持っていて当然です。
なので、そんな個人的(身勝手)な振舞いに惑わされることはありません。
大事な事は、教えられた内容を自分で考え理解を深め、納得してから初めて自分の知識として身についていくということです。
人にいくら言われたって、自分で納得、理解していなければいつまでたっても覚えられませんからね。
上司や先輩の教えや説教は話半分に聞いておき、自分でその内容に納得できたのなら、その時は反省し自分なりに改善策を見つけ出していけばいいと思います。
会社(病院やクリニック)はあなたの人生の全てじゃない
はっきりと言えますが、、、
”会社(病院)は、あなたの人生の全てではない”ということです。
つまり、上司や先輩の言うこと全てにとらわれる必要は全くないのです!!
上司や先輩に怒られたら『私ってダメなんだ』とか『物覚えも悪いし、仕事もできない人間なんだ』なんて思う必要もありません!!
仕事が終わったら、もう職場の人たちなんて関係ありません。
仕事が終わったら、そこからはあなた自身の時間であり、あなただけの人生です。
仕事は生きていくためのお金を稼ぐツールであり、人生の全てではありません。
それなのに、仕事を人生の基準に考えてしまうのはおかしなことです。
せっかくの一度きりの人生ですから、悩んでばかりでは楽しくありません。
新人のみなさんへ伝えたいこと
私自身の、入職時の医療事務としてのステータスは非常に低かったと思います。
もし、この記事を読んでいる人で同じように
「難しくて仕事ができない…」
「自分はダメなんだ…」
と思い込み、塞ぎ込んでいる人もいるかもしれませんが、そうなる必要は全くありません。
簡単なものじゃないと思うかもしれませんが
焦ってもすぐに状況が改善されるわけではありません。
なので、気長に状況が改善されていくのを待つのが最善の策なのではないかなと思います。
もちろん、待っているだけではなく、この間に自分自身のスキルの向上、新しい知識の取得も行っていかなければいけませんよ。
ただ、
という考えが強いのであれば無理に続ける必要もないとも思っています。
まだまだ人生は長いです。
そして、あなたの可能性は無限大です。
一つのことや、一つの職場にとらわれず、もう少し軽い気持ちで毎日を過ごしていけば
気持ちが楽になって楽しいと思える場面も増えてくるはずです。
まとめ:少しの改善策を実践してダメだったら次を考えましょう
この記事でオススメしたように、まずは自分の行動を少しだけ変えていきましょう。
具体的には、
- とにかく笑顔で対応
- 勉強してみる
- 転職活動
- メモをとる
自分でできる範囲でやっていきましょう。
そして、
「もう無理だ」
と感じたら次のステップへ移っていくのがいいでしょう。
中には、
すぐにでも『今の仕事をやめたい』という人もいるかもしれません。
そんなときに、無理をしすぎて体や心を壊してしまっては自分のためになりません。
生活のためにも、まずはあなたの健康を最優先にするべき。
焦ることはありませんので、自分のペースで、しっかり前に進んでいきましょう。
怒られるのが怖いと感じている人へ
- 今まさに、怒られてツライ思いをしている
- 怖くて職場に行くのがイヤになっている
- へこんでいる
- 怒られるのが怖くてどうしていいかわからなくなっている
と感じているなら、大丈夫です。
ずっと「怒られるのが怖い」という気持ちと戦い続けなければいけないわけではありません。
と感じている医療事務員さんはコチラの記事で、私の実際の体験を含めて解決策を解説していきます。
≫「怒られるのが怖い」と感じた新入医療事務員の生き抜き方【経験者が伝える】
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医療事務の専門学校を卒業した人へ
もし、あなたが医療事務を辞めたいと考えているけど
と悩んでいるなら、そういったことは心配する必要はありません。
あなたのこれからの人生はまだまだ長いです。
今からでも十分にキャリアチェンジ・異業種への転職も可能です。
焦らずやっていきましょう。
医療事務の学校を出てるけど、他の仕事するってもったいと感じている人向けの内容です。
≫私って医療事務に向いてないのかな…迷ったときに考えるべき事
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資格や経験がないまま医療事務で働き始めた人へ
資格や経験がないまま医療事務として働くってそれだけでかなりハードな状況です。
辛い思いをしているのであれば、勉強することで状況がかわることもあります。
医療事務の勉強をしっかりすることで、今の職場で頑張れるor次の職場でも使えるものとして資格勉強は一石二鳥です♪
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