医療事務の知識

医療廃棄物処理とは 医療機関が行う対応について

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病院には毎年のように、保健所の立ち入り検査が入ります。

その中で、毎回確認される事が”医療廃棄物の処理”についてです。

 

ちゃんとマニュアルができているか

それ通りに手順をふんでいるのか

その根拠の記録はあるのか等

毎年のことですが必ず確認をされます。

 

今回はその”医療廃棄物”とは、というところについて書いていきます。

 

医療廃棄物処理とは

病院から出される注射器やチューブ、または使用済みの点滴注射ボトルや処置後のガーゼなどなど・・・

このようなゴミは特別な法律の規制が適用されます。

これがいわゆる医療廃棄物処理というやつですね。

 

医療機関から出る医療行為等の事業活動によって排出する廃棄物ゴミは

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって特別管理廃棄物として指定されています。

 

医療機関から排出される廃棄物は

主として感染のおそれが高い物が多いため特に

「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」によって示されています。

 

このマニュアルに沿って処理するように定められているわけです。

 

医療廃棄物処理の責任問題

マニュアルに沿って処理しきれなかった場合には

当然、病院に対し排出責任が問われます。

 

病院から出るゴミは産業廃棄物であり、感染性産業廃棄物とも言われます。

 

この”感染性”というところが社会に与える影響の大きさを示しています。

なので、特別に管理の必要な産業廃棄物と位置づけられているわけですね。

感染性と聞くだけで、とても恐ろしいようなイメージってありますよね。

医療従事者以外の人からみたら、恐怖に感じてしまう。そういったものなんですね。

 

たまに、ニュースなんかで医療機関からの廃棄物の不法投棄が報じられることがありますが、

これらの不法投棄が、例え委託処理業者による行為であっても、病院の管理責任が問われます。

 

院内の分別・収集体制の構築のみならず、委託会社との健全な関係が望まれるわけですね。

 

とても大変ではりますが、こうならないためにも

病院側で監督不十分にならないようにしっかりとマニュアル等で

管理をしていかなければいけないということです。

 

 

医療廃棄物処理の対策

平成16年3月に改正された「処理マニュアル」においては、感染性廃棄物の判断基準について改正されました。

 

非感染廃棄物についても外見上、感染性廃棄物との区別が難しいことから、非感染性廃棄物であることを明記したラベルを貼り付けすることを勧めています。

 

たまに、ゲームのバイオハザードに出てくるようなマークを病院で見かけることってないですか。

こんなやつです。

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まあ、いずれにしても、自分の働く医療機関から排出されるゴミが

社会に与える影響が大きい、感染性の高いおそれのあるものであることを十分認識しなければいけません。

 

通常の業務であれば、関係することがないことなので

ピンとこないかもしれません。

しかし、保健所監査の前後ぐらいは

自分の病院がどんなマニュアルを作って対応しているかぐらいは

目を通すなどして把握しておくのもよいでしょう。

また、医療従事者の基本的な知識として

「処理マニュアル」に一度目を通しておくことも必要ではないでしょうか。

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