算定の実例集

回復期リハビリテーション病棟入院料の算定マニュアル

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回復期リハビリテーション病棟入院料はほとんど算定するものがない?

基本的に特定入院料で包括なので算定できるのはリハビリぐらいです。医事コンがすべてを行ってくれるので実際の入力作業はほとんどないのではないでしょうか。ただひたすら入力をこなしていく、というイメージのほうがしっくりくるでしょうか。

しかし、油断をしてはいけません!!

それでも注意すべき点もいくつかあると思うので書いていきますね。

 

算定できる点数項目一覧

  初診料 医学管理料 在宅療養 検査 画像診断

リハビリ

手術・

麻酔

病理診断
回復期リハ × × × ×

※1、

※1

※2

× ×

※1 除外薬剤・注射薬のみ算定可

(1)友血病を伴うHIV患者

イ 友血病の治療に関わる血液凝固因子製剤及び血液凝固因子抗体迂回活性複合体

ロ 抗ウイルス剤(後天性免疫不全症候群又はHIV感染症の効能又は効果を有するもの)

(2)B型・C型肝炎患者

イ インターフェロン製剤(B型肝炎・C型肝炎の効能又は効果を有するもの)

ロ 抗ウイルス剤(B型・C型肝炎の効能又は効果を有するもの)

※2 人工腎臓のみ算定可(ダイアライザーも可)

※3 退院処方

 

包括されるもの以外で主に算定できる項目

人工腎臓(ダイアライザーも算定可)

リハビリテーション総合計画評価料

目標設定等支援・管理料

退院時処方

※転院、介護老人福祉施設は算定できない。

基本的には退院先の病院、施設で投薬の管理をするので、退院時に処方を出す必要がない

(しかし、転院先で処方が間に合わない場合等もあるのでサービスで渡している)。なので、青本や早見表に直接こういった標記はないが、算定できないものとして削除しています。

参考:療養病棟への転院、老健施設へ入所する際の退院時処方の算定

※データ提出加算を算定している病院(私の勤務病院)は算定はできないが実際に行っている処置などな入力しています。データ提出時に必要なデータとして使います。

例えば:摘便や喀痰吸引、酸素吸入などありますが、当院ではカルテを見て拾っていき手入力していっています。

 

コメントをつける

①回復期入棟患者のコメント

 [su_note]当該入院料算定開始日:平成〇年〇月  

回復期リハ病棟入院料算定疾患名:  

発症日:平成〇年〇月○日    [/su_note] 

※前医で回復期に入棟している場合は期間が通算されるのでコメント入力する。

コメントの例:平成○年○月○日から○月○日まで○○病院の回復期を利用していました。

 

②実績除外コメント

・下記の理由により実績指数の算出から除外しています。

・「FIM認知項目の得点が24点以下」

・「FIM運動項目の得点が20点以下」

・「年齢が80歳以上」

アウトカムのカウントから除外する患者にはコメントをつけます。

※ここで注意なのが、入棟した月のレセプトにコメントを載せなければいけません。私は一度、このコメントつけずにだしてしまったことがあります。(その後、特に返戻・査定の連絡はありませんでした)

※回復期 ⇒ 一般病棟 ⇒ 回復期などで同じ疾患で転棟したらコメントは不要。

再度、コメントつけるか検討しなおすため。

アウトカムの評価は別の記事参照

 

回復期入棟条件の確認

算定対象となる状態 算定上限日数

 

(1)

脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬膜化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態

(手術後又は発症後2ヶ月以内に回復期リハ病棟入院料の算定が開始されたものに限る)又は義肢装着訓練を要する状態

 

150日以内

(高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷) 180日以内
(2) 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節若しくは膝関節の骨折又は2肢以上の多発骨折の発症後又は術後の状態(手術後又は発症後2ヶ月以内に回復期リハ入院料の算定が開始されたものに限る) 90日以内
(3) 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態(手術後又は発症後2ヶ月以内に回復期リハ入院料の算定が開始されたものに限る) 90日以内
(4) 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節の神経症、筋又は靭帯損傷の状態(損傷後、1ヶ月以内に回復期リハ入院料の算定が開始されたものに限る) 60日以内
(5) 股関節又は膝関節の置換術後の状態(損傷後、1ヶ月以内に回復期リハ入院料の算定が開始されたものに限る) 90日以内

※1、発症後1ヶ月若しくは2ヶ月以内に入院しなければいけない。

※2、入棟後、60日~180日以内に退院しなければいけない。

↑の表の項目に該当しない場合は特定入院料である回復期リハビリテーション料を算定することができません。

※ 条件に適応していない患者は非該当となり、療養病棟入院基本料で算定することになります。算定方法が異なりますので注意。回復期コメント入力するときに一緒に確認してみてください。

まとめ

回復期リハってあんまりすることないかなーなんて思って油断してる結構間違えることってあるんですよね・・・

この前も、発症後2カ月以上過ぎた患者が入棟してきたことあったけど「これって入棟条件から外れてるじゃん・・・」ってなって無理やり、2肢以上の多発骨折とかにして適応した場合もありました(これはホントにたまたま骨折してたからよかったけど)。

私の勤務病院の回復期リハってほとんど非該当の患者が入っていない分、常にこういう入棟条件とかきにしなきゃいけないから大変です。もちろん相談課とも連携はとっていますが。

包括病棟だからといってあまり気を抜かないよう、ミスがないように頑張っていきたいですね。

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