医療事務に必要な資格

【医療事務の資格】就職でホントに有利になる試験の種類は3つだけです

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医療事務の資格は国家資格ではないため、国家資格のように種類が“1つ”ではありません。

民間のみの資格になり、正確には民間資格ではなく“民間試験”といった方が正しいかもしれません。

医療事務資格試験は多数存在し、難易度も様々です。

実際に、医療事務の資格を取得し、現場で働いてみると分かることなのですが、本当に必要な医療事務の資格って限られています。

また、就職・採用時にチェックされる資格も同じように限られており、より取得難易度が高いもののほうが有利とされています。

では、たくさんある医療事務資格試験の種類の中で、最も就職・転職で役にたつ試験はどれなのでしょうか?

本当に有利になる医療事務資格試験の種類3つの特徴と有利になる理由。それぞれの正式名称・難易度・受験資格など基本情報をまとめました。

 

医療事務資格試験の種類は全35種類

本当に就職や転職で使える資格は限られていますが、参考までに医療事務関連の試験を一覧にしておきます。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務管理士
  • 医療事務認定実務者
  • 医療事務検定試験
  • 医療事務能力検定試験
  • 医科2級医療事務実務能力認定試験
  • 医療保険士
  • 医療事務実務士
  • 医療事務資格

などなど…

これだけでも割と有名な部類に入る資格だけを一部抜粋したものです。ちょっとエグいですね…

全て、医療事務に必要な知識を習得するための試験ですので、取得しておいて損するということは絶対にありません。

しかし、医療事務の資格が多すぎるということもあり、採用側は『こんな大量の資格の種類なんて把握していない』というのが現実です。

採用側が把握している資格は、一部の難易度が高くて実用的とされている知名度の高い資格のみになります。

知名度が高く、就職・転職時に有利な医療事務資格試験の種類というのは中でも3つぐらいで下記のようになっています。

 

1】医療事務技能審査試験(日本医療教育財団)

正式名称を医療事務技能審査試験といい、合格者にはメディカルクラークという称号(名称)が与えられます。

医療事務技能審査試験は、医療機関での受付業務や診療報酬請求事務業務のスキルを問う試験で、毎月実施されています。

試験は「学科」「実技Ⅰ」「実技Ⅱ」の3つから構成されていて、「学科」では医療事務の知識に関して25問(選択式)、「実技Ⅰ」では患者さんの接遇に関して2問(記述式)、「実技Ⅱ」ではレセプト点検に関しての4問が出題されます。

 

医療事務技能審査試験の特徴

「患者対応」と「レセプト点検」という医療事務の基本的な業務内容をすべて含んでいるというところです。

いうなれば、医療事務で働くうえでの本当に基礎的な試験になります。

医療事務の他の資格は『保険制度』や『診療報酬請求』に関してのものが多いですが、医療事務技能審査試験は患者対応、いわゆる接遇に関してのスキルも問われるので、受付としてのスキルが向上します。

医療事務未経験者が就職したときに最初に配属されいるのは、だいたい受付なので即戦力として勉強するには適した試験となっています。

 

難易度★

 

2】医療事務管理士(技能認定振興協会)

正式名称を医療事務管理士技能認定試験といい、技能認定振興協会(JSMA)が実施している技能試験で、2か月ごとに試験が実施されます。

合格率は約50%です。

学科試験では、知識問題10問(マークシート形式)、実技試験はレセプト作成・点検問題3問(外来2問、入院1問)が出題されます。

医療事務管理士技能認定試験の特徴

合格すれば「医療事務管理士」の称号(名称)を与えられ、平成17年に特許庁から商標登録が認められたことから、一気に認知され人気に火が付きました。

医療事務管理士は病院の受付業務をはじめとして、病棟クラーク業務、会計業務、レセプト業務、カルテ管理業務と、病院内のあらゆる場所で活躍できるため、採用時にも有利に働くでしょう。

 

在宅受験もできる

試験は、一般的な試験と同様に指定会場で指定日に行う会場試験と、自分で決めた日時で行うインターネット試験の2パターンがあります。

インターネット試験で申し込む場合は、インターネット環境があれば自宅にいながら受験することができます。

「IBT」というもので、最近の試験では国家資格含めスタンダードになりつつある受験方法です。

『地方在住で試験会場まで遠い』『受験会場までいくのが面倒だ』という方にはピッタリの受験方法となっています。

 

難易度★★

 

【3】診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)

多数ある民間資格の中で、厚生労働省が唯一認定している日本医療保険事務協会主催の試験です。(※国家資格ではありません)

主な試験内容は、診療報酬請求に関することで学科試験と実技試験を実施します。

試験は年2回実施され、合格率は約30%です。

 

診療報酬請求事務能力認定試験の特徴

『医療事務の最高峰の試験』と言われ、合格率からもわかるように難易度も高いものとなっています。

難易度が高い分、就職・転職時には最も評価される資格であり、『医療事務の資格=診療報酬請求事務能力認定試験』という認識といっても過言ではないほど高い評価を受けています。

なので、未経験者であっても診療報酬請求事務能力認定試験に合格していれば『それだけ十分な知識を持っている』という判断基準になり就職時に有利になることは間違いありません。

 

難易度★★★

 

医療事務資格試験のほとんどは必要な受験資格などがない

医療事務の資格は、冒頭でも書いたように民間の試験なので、受験し合格することで資格に相当するような扱いをうけることができます。

なので、国家資格や他の資格のように

  • 更新の必要性
  • 「何歳から取得できるか?」などの年齢制限
  • 必要な学歴

こういったものを気にする必要はありません。

中には実務経験○か月以上とか指定があるものがありますが、今回紹介した3つの試験にはそういった条件はありません。

 

他の資格試験は意味がないの?

今回の記事で紹介している3つは、あくまで”認知度””就職時の有利さ”を比べたときに、優先して取得するべき資格試験となっています。

なので、別に3つの資格から取得をしなくても、簡単な資格試験から取得していき、最終的にこれらの資格取得を目指していっても問題はないと思います。

 

他の資格試験もスキルアップのための十分な学習内容になっていますし、医療機関によっては3つ以外の試験資格を重視するところもあるかもしれませんしね。

例えば、求人の募集対象として、病棟での医療事務員が不足しているので、医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク)を必要としている場合もあるということです。

なので、あくまで一般的に就職時に評価の対象となりやすいのが、これら3つの試験資格ということです。

 

まとめ:転職・就職をメインに考えるのであれば診療報酬請求事務能力認定試験がおススメ

医療事務の資格は、用途に応じて様々な資格試験の種類が存在します。

医療事務在職中でスキルアップを狙って資格取得するなら、状況に応じ欲しいスキルに合った資格を取得していけばいいと思います。

逆に未経験者の場合は、就職・転職することがメインになると思います。

そうなったときに一番有利になる資格というのは診療報酬請求事務能力認定試験でしょう。

難易度が高いところがデメリットになるかもしれませんが、その分、認知度も高く採用面では有利に働くことは間違いありません。

また、自身のスキルアップに大きく貢献しますので、未経験でこれから本気で医療事務を目指すなら必須の資格になります。

 

とりあえず、診療報酬請求事務能力認定試験の勉強をしてみて、「自分には難しい」と感じたら別の難易度の低い資格へレベルを落としてみるのも一つの手です。

診療報酬請求事務能力認定試験のレベルが高いので、他の資格試験勉強が簡単に思えてくるので、そういった意味ではメリットもでてきます。

なので、一度は資格取得にむけて勉強してみる価値の十分にある資格試験でしょう。

 

実際に私が受験したときの記事がこちら

医療事務資格の診療報酬請求事務能力認定試験を受験しました

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