医療事務は残業が多いって聞くけど本当でしょうか?
すべての医療機関で残業が多いとはいえませんが、ほとんどの医療機関で医療事務は残業があると言っても過言ではありません。
大きな理由は2つ
- レセプト時期は確実に残業になる
- 人間相手なのでどうしても業務が思い通りにいかない
とはいえ…
できることなら、残業はしたくないですよね。
本記事は、
こんな人に向けて
どうして医療事務は残業が多いのか知りたい
どうしたら残業なしの就職先を見つけることができるのか
ということをまとめています。
目次
結論、残業なしの職場はありません
先に結論を言ってしまうと
「絶対に残業はありません」なんて職場は存在しません。
ましてや、医療事務は人間相手の仕事ですので、急患だったり、患者の対応で日中業務ができないなんてことはざらにあります。
なので、前提として「医療事務で残業ないところはない」と覚えておいた方がいいでしょう。
医療事務が残業が多くなる3つの理由
簡単に医療事務の仕事の流れを解説していくと下記の表のようになります。
大きな業務としては、
- 会計
- 初診、再診受付
- レセプト
ここらへんはどこの医療機関も同じでしょう。
これらの業務”だけ”をひたすら行っていくのであれば残業は発生しないでしょう。
しかし、繰り返しですが医療事務は人間相手の仕事です。
日中の患者対応やトラブルなので必然的に業務が終わらず、残業になるというケースが多々あるのです。
注意ポイント
とくに夕方に救急患者でしかも新患であれば、患者登録、引継ぎ等で確実に残業です…
これも医療機関、人間相手ならではの残業といえるでしょう。
特にレセプト時期は残業は覚悟する
とくにレセプト時期の月末~翌月10日の間は残業必須といえるでしょう。
個人病院やクリニックなど残業がないところもあるようですが、大学病院などの大きい病院になると残業は必須です。
医療事務の仕事といえば「レセプト作成」の仕事があります。
患者さん1人づつの診療行為を、「診療報酬明細書」すなわちレセプトというものを作成し保険者へ診療費を請求するものです。
レセプトは毎月10日が締め切りと決められており、期限までにレセプトを作成して保険者に提出しなければ病院に収入が入ってきません…なので絶対に10日までに終わらせなければいけません。
病院の大きな収入源であるレセプト業務、医療事務にとってこの仕事のウエイトの大きさははかりしれません。むしろ、これのために仕事をしているといっても過言ではありません。
こういった理由から、期限内になんとしても終わらせなければいけないから残業が多くなるのですね。
関連記事>>【具体的】医療事務に本当に必要な知識は最初にこれだけ覚えよう
残業なしの職場を見つけるのは無理だが”少ない”職場を見極めることはできる
医療医務が残業が多いのはわかった。
でも、できれば残業したくない…
「転職先では残業なしのところを選びたい。」
そう考えている人もいるでしょう。
こういった考えの方に対して、医療事務でも残業なし(少なめ)の職場を選ぶポイントを紹介します。
ポイント①:夜遅くまで電気がついているか確認
地味かもしれませんが、一番効果的です。
夜の19時以降も事務所の電気がついているようなところは注意が必要です。
理由はあなたが想像しているとおり、遅くまで電気がついているということは、その分遅くまで残業しているということです。
自分の目に見えるので、「ここは遅くまで仕事やってるんだなー」とわかりやすいですよね。
ただ…
自分も夜遅くに出歩いてチェックしなければいけないというデメリットもあります。
なので、転職に対して本気度の高い人はぜひ実行してみてくださいね!
面倒くさいですが、リターンは大きいです。

おかげで、今は毎日定時退社できています。
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ポイント②:求人票に平均残業時間の記載があるか
今は働き方改革を含め、労働基準監督署のチェックも厳しくなっています。
求人票に載せる情報も細かくチェックされています。
なので、求人票に情報を載せる場合は医療機関も大幅に違う情報を載せられません。
ですので、求人票に記載されている「平均的な残業時間」というものは最低限チェックしておいたほうがよいでしょう。
もちろん、その時間通りに残業が収まるわけではありませんので注意は必要
ポイント③:勤怠管理ソフトを導入しているか
ちょっと詳しい話になってしまうのですが…
現在の医療機関では勤怠ソフトを導入してるところが多いです。
どういったものかというと、単純に出勤時間と退勤時間にタイムカードを押すというものです。これだけだったら、医療事務以外でも同じなのですが、この勤怠管理ソフトはもともとは”看護師の勤務時間”を管理するためのシステムなんです。
なので、時間の管理にはとても厳しく設定されています。
関連記事 施設基準の必要な人員配置と看護要員数の計算方法をわかりやすく説明
勤怠の一分一秒まで管理されるので、それだけ就業時間に関しても管理がシビアになります。
例えば
就業時間を20分オーバーしただけでも、遅くなった理由を伝えなければいけません。
理由がレセプト業務のためなのか?それともただの雑談のために遅くなったのか?
ここまで管理されると、無駄な時間を過ごして残業をつけることもできなくなりますし、管理者(医療機関、上司側)も残業を簡単には許さなくなってきます。
なので、勤怠ソフトを導入している医療機関であれば、自然と残業が少なくて済むというメリットが生れてきます。
ネットの口コミは信じるなら半分程度がよい
知らないところに就職しようとしたときに気になるのが会社の評判です。
そこで便利なのがネットの口コミですよね。
「病院名+口コミ」
と検索すれば大抵の情報はでてくるのではないでしょうか?
確かに、なにも情報がない立場からしたらネットの口コミも便利なんですが、そういった情報は半信半疑ぐらいがよいでしょう。
というのも、ネットの口コミというのは匿名であり、無責任な発言をしている人も中にはいるからです。
特に、元勤務先に対して悪意を持っている、または職場のトラブル関係で辞めてしまった人からしたら悪口の対象でしかありませんからね。
中には本当の情報もあるでしょうが、全ての真実のは危険といえるでしょう。
私の経験
私の勤務先の評判はネットの口コミでは最悪。でも、実際に私が働いてからは、ネットの口コミであったような事はありません。
あそらく、
- 部署が違う
- 年代が違う
- 辞めた人の一方的な主張
ここらへんの違いがあったりもします。
【前提を考え直す】残業はあるかもしれないが少ないところを探す
繰り返しですが、医療事務に残業はつきものです。
それでも、少しでも早く帰れる職場がいいですよね。
だったら、レセプト時期の残業は覚悟しておき、それ以外は定時で帰ることを目標に頑張りましょう。
レセプト時期以外であれば、定時で帰る事はたやすいです。
もし、レセプト時期以外でも定時で帰れないような職場であれば転職を考えたほうがいいかもしれませんね。
今回紹介した方法である程度の残業は軽減できるでしょう。
しかし、それにも限界があります。
もし、本気で転職を失敗したくないとうのであれば転職エージェントに相談するのが一番確実で安心です。
「自分で調査するのは面倒くさい」
「不安なことがたくさんあってどうしたらいいかわからない」
という人はまずは、最低でも転職エージェントに登録することがから始めてみてはどうでしょうか?
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