本記事では、新人~中堅の医療事務員に向けて整形外科がある医療機関で算定するであろう項目をまとめてあります。
また、算定の方法だけではなく、新人の方向けに手技の説明や算定の流れといった部分も各項目ごとにまとめてあります。
全てではありませんが、
「早見表だけでは理解できない」
「整形外科の算定ってどんなものがあるんだろう?」
こういった部分の疑問には対応していると思います。
創傷処置と創傷処理の違い
医療事務の勉強、もしくははじめて算定業務を行う場合にとまどうのが、この二つの違いではないでしょうか?
この違いってざっくりいえば、縫合するかしないかの違いです。
- 創傷処置⇒処置の項目、縫わないでガーゼ等の処置だけ行うもの
- 創傷処理⇒手術の項目、縫合を必要とする傷病に対しておこなうもの
だいたいこんな感じです。
ですが、もっと詳しい説明を知りたい方はこちらの記事へどうぞ
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【創傷処置と創傷処理の違い】医療事務の算定方法の考え方
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装具を作成したときの流れと費用の請求方法の基礎知識
整形外科がある医療機関では装具を作る機会が多いのではないでしょうか?
始めのうちは、装具の請求方法とレセプトの区別がつかず混乱してしまうこともあると思います。
そもそも装具の請求ってどうやるの?
請求の流れがいまいちつかめない…
そういった方に向けて装具請求の方法をまとめた記事がこちらになります。
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医療保険で装具を作成したときの流れと費用の請求方法の基礎知識
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公務災害の請求方法
装具と同じように整形外科であれば公務災害の請求を行うこともあるでしょう。
公務災害は簡単に言えば、公務員の労災みたいなものです。
一般的には仕事中のケガというのは労災として対応しますが、公務員の場合は少し制度と名称が異なり、公務災害として取り扱うことになります。
労災を似たようなものではありますが、請求の取り扱い方法は全く異なりますので注意が必要です。
詳しい記事はこちらにまとめてあります。
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【医療事務向け】医療機関における公務災害の請求方法と流れ
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固定術の算定方法まとめ
固定術って、同じ部位でも行った処置内容で算定方法が異なり、わかりにくい算定項目になっていると思います。
各算定事例ごとに、各医療機関で算定方法をまとめていたら業務が楽になりますよね。
似たような算定方法が多い固定術についてまとめた記事はこちらです。
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【医療事務向け】固定術の算定方法のまとめ
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処置の基本的な算定方法まとめ
処置を算定するにあたり、基本的な算定方法や注意事項があります。
そういった中で、早見表に基本的な算定方法については記載されていますが、実務上では、
どうやって算定したらいいの?
注意すべき点はある?
といった疑問が出てくる項目もあるかと思います。
そういった処置の算定方法に関する実務的な疑問に答えた記事がこちらになります。
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【医療事務向け】処置の基本的算定方法まとめ
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ギプスとシーネの算定方法まとめ
ギプスとシーネは似たような感じなので、結構、苦手な人も多い算定項目だと思います。
使う材料によっても算定方法が異なってくるので迷ってしまうときもあります。
しかし、使う材料によって簡単に算定方法を判断できる方法もありますので、そういった部分も含めて紹介した記事がこちらです。
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ギプスとシーネの算定方法まとめ
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画像CTとMRIの算定と適応病名
整形外科ではCTもMRIも算定は必須項目だと思います。
でも、一日に何度も算定すると査定されたりと、どこまで算定しよいのかと迷いが生じることもあるはず。
また、病名に関しても「どんな病名つけたらいいのだろう」そんな疑問も浮かんでくると思います。
そういったものをまとめた記事がこちらです。
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画像CTとMRIの算定と適応病名のまとめ 査定されない為の注意点とは
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皮膚欠損用創傷被覆材の保険請求できる適応病名と算定方法
処置で使った材料で算定できる、特定保険医療材料である「皮膚欠損用創傷被覆材」の算定方法と適応病名についてです。
通常、処置で使った材料は算定できませんが、特定保険医療材料であるデュオアクティブなどは算定可能です。
そこらへんの詳しい記事はこちら
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皮膚欠損用創傷被覆材の保険請求できる適応病名と算定方法まとめ
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デブリードマンの算定方法の違い
『デブリードマン』と早見表の索引を探せば
「デブリードマン」
「デブリードマン加算」
この2つが出てくると思います。
この2つは、名前はほぼ同じで、早見表にも同じページに載っているので、どちらも同じものだと勘違いしてしまうこともあるかもしれません・・・
実はこの2つは、算定方法が違うという大きな違いがあります。
早見表ではわかりにくい部分を解説した記事がこちら。
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【デブリードマンの算定方法の違い】医療事務の勉強初心者が間違えやすい項目を解説
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湿布の処方枚数の月の算定上限について
湿布薬は病院の中でも、もっとも処方されるお薬となっています。特に整形外科は特に多いのではないでしょうか?
高齢の患者に対し、患者が希望すれば湿布を大量に処方している、という医療機関も多いはず。
いままでは、希望した枚数をそのまま処方していても、よっぽど過剰でない限りは査定されませんでした。
しかし、2016年の改定により湿布の処方上限枚数が定められてしまいました。
そこらへんの湿布に関する枚数制限や算定方法についてまとめた記事はこちら
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湿布の処方枚数の月の算定上限は?処方制限は1処方につき70枚まで
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整復術と固定術について
固定術と整復術って本当にわかりにくい部分だと思います。
個別の算定方法になりますが、詳しく説明してある記事はこちらから
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関節脱臼非観血的整復術(肩)を行った場合の算定方法と流れについて
続きを見る
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鎖骨・肋骨骨折固定術の算定方法と固定帯固定との違いとは
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最後に労災と自賠責関係もおさえておこう
整形外科であれば、確実に労災患者や自賠責の対応する機会があるはずです。
なので、この二つについても対応方法を覚えておいた方がいいと思います。
詳しくはこちら。