医療事務の知識 算定の実例集

導尿と尿道拡張法の違い

更新日:

私が医療事務として働き始めた頃、泌尿器の入力をしているときに、いつも混乱していたことがあります。

それは導尿や尿道拡張の違いについてです。

 

イメージとしては、”どちらともおしっこを出すために尿道を広げる手技”だということはわかっていたのですが

算定のタイミングや方法などの違いがハッキリはわかりませんでした。

そこで今回は、その導尿と尿道拡張の違いについて書いていきたいと思います 。

 

※関連記事

創傷処置と創傷処理の違い 医事の勉強でよく分からない部分を説明

【デブリードマンの算定方法の違い】医事の勉強初心者が間違えやすい項目を説明します

 

導尿

排尿が困難な場合に、経尿道的に膀胱内にカテーテルを挿入して、”排尿”を行う。

カテーテルを一時的に挿入するものを「導尿」といい、カテーテルを留置する場合は「持続導尿」といいます。

 

※ 24時間以上カテーテルカテーテルを留置して持続導尿を行なった場合

 ⇒ J 063隆二カテーテル設置及び特定保険医療材料の「039膀胱留置用ディスポーザブル カテーテル」を算定。

 「導尿」の場合は使用したカテーテル代は算定できない。

 

一時的にカテーテル挿入  ⇒ 導尿

24時間カテーテルを留置 ⇒ 留置カテーテル

といった感じでしょうか。

 

カテーテルが24時間留置で初めて算定できるとい事は

診療報酬請求事務能力試験の実技にも結構でてきます。

必ず覚えていたほうがいい項目ですね。

 

間欠的導尿

「間欠的導尿」は、(カテーテルを留置せずに)1日に数回導尿を行うものです。

持続導尿と異なり、膀胱の自然な拡張と収縮が繰り返されるため、膀胱機能の回復に良い影響を与えます。

 

脊髄損傷等による『神経因性膀胱』等で、回復の見込みがある場合に行われます。

 

ちなみに当院の泌尿器科では、この手技を算定したことがありません。

Drが普通の手技と間違ってオーダーしてくることがちょくちょくありますが、通常の導尿とは違うので注意が必要です。

 

尿道拡張

尿道狭窄がある場合に、尿道よりブジーを挿入して”尿道拡張”を図ります。

 

ちなみにブジーとは

管腔を探ったり、拡張したりする棒状、管状のものです。

尿道を拡張するときに、尿道へ細い棒から順次太いものへ入れ替えていく器具になります。

私も処置室で見せてもらったことがあるのですが

こんな太い棒状ものが尿道に入っていくんだ・・・・

と想像したらぞっとしましたw

尿道狭窄の拡張は、一般に金属ブジーを用いるが

狭窄が著しい場合は、糸状ブジーを挿入して順次拡張していく「誘導ブジー法」が行われます。

 

なお、J064 導尿(尿道拡張を要するもの)は、導尿にあたり尿道拡張を要する場合に算定していきます(拡張に要する費用は含まれる)。

尿道拡張を要しない導尿については、基本診療料に含まれ別に算定できないとされています。

 

まとめ

感じ的には

導尿    ⇒ 一時的なカテーテル挿入

尿道拡張法 ⇒ ブジーを使用

といった感じでしょうか。

このことが理解できていれば、上記のふたつだけではなく、”導尿”と”留置カテーテル”の違いも分かってくると思います。

以上、参考になれば幸いです。

 

 

-医療事務の知識, 算定の実例集

Copyright© 5年目からの医事業務 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.