実践!!対応事例集

リハビリのみでも診察が絶対に必要?保険請求上の理由と簡単にする対応策とは

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外来でリハビリを行っている病院では、メインをリハビリ実施(セラピストが行う)としているため、リハビリのみの受付の時の診察はそこまで重要視していないかもしれません。

 

そうなってくると、診察室の混雑や待ち時間のことを考えたら、診察なしでリハビリ訓練室に行ったほうがよいのではという考えになってしまいますよね。

 

はたして、それは許されるのでしょうか。保険診療的に結構怪しいですよね。

今回はリハビリのみの受付のときの診察の必要性を書いていきます。

 

診察は必要か

リハビリテーションで通院している患者さんは、急性期ではないので状態に大きな変化はありません。

実施するリハビリも内容的には大きく変わりません。

 

そこで、来院時にリハビリ直接訓練室に行ってもらい、リハビリを実施してもらい終了後に精算するということはできるのでしょうか。

結論から言うとダメです!!

診察室や待ち時間の混雑緩和などの対応策の一つとして考えられますが、無診察医療行為となるので認められていません。

診察をし、その内容を診療録に記載する必要があります。

 

なお、リハビリテーションのように保険診療上で実施時間が決められている行為については、診療録に「〇〇時〇〇分~〇〇時〇〇分」というように予定の時間ではなく、実際に行なった時間を記載しなければいけません。

 

クレームの対象になる

リハビリ目的で来ている患者さんであれば、診察を無くして待ち時間が少しでも短縮できれば、それに越したことはないでしょう。

また、症状も変わらないので必要と感じていない患者さんも多いはず。

 

しかし、中には別の考えで

『医者に会って診察もしてないのに”再診料”とられてる』って思っている患者もでてくるはずです。

確かに、冷静に領収書を見て再診料を取られていたら、おかしい・・・って気づきますよね。

 

金額は大した額でありませんが、支払う側としてはなんだか損した気分になります。

強気な患者さんだったら、まず文句を言ってくるところだと思います。

 

診察した事実を作る

さすがに無診察はありえません。

しかし、待ち時間などを考えたときには、無診察に近い状況のほうが時間効率がいいと思います。

 

効率はよいが、無診察ではないようにしたい・・・

そう考えたときに、間をとって、”流れ作業診察”は効率的だと思います。

 

どういうのかというと、診察室の前にDrを一人配置して、一言、患者さんに声をかけるだけでいいのです。

『体調にお変わりないですか?』と、この一言で十分に診察をしたと言えるでしょう(診察をしたということになる)。

 

本当に体調が悪かった場合は、この時点で症状の申告をするので、そのまま整形外科受診に変更などといった措置をとることもできます。リハビリだけが目的の患者であれば適当に流して終わりでしょうし。

 

流れとしては

受付 → 診察室の前のDrの声掛け → リハビリ → 会計

といった感じでしょうか。

 

大事なのは、”診察をした”という事実をつくることです。

 

まとめ

一番良い方法は、患者さん一人ひとりが診察室にはいってちゃんとDrとお話しすることです。

しかし、それでは病院側のメリットも患者さんのメリットも感じることはできません。

 

そうならないためにも、お互いのニーズに沿った診療体制も必要になってくるのではないのかなと思います。

 

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