自賠責・第三者のまとめ

整形外科医と柔道整復師の違いとは 治療内容に差はあるのか?

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病院の受付で、患者さんからよく「接骨院(柔道整復師)にも行った方がいいのかな?」と聞かれることがあります。

 

患者さんの症状によって、治療方法はさまざまだとは思いますので、どちらが良いというのは言い切れませんが、それぞれの違い、特徴を知っていれば治療の選択肢も増えると思います。

 

今回は、治療の方法に悩んでいる人で、整形外科医と柔道整復師の違いが分からない人向けにまとめてみました。

 

資格が違う

患者さんにとっては、どうでもいい情報かもしれませんが、知っていれば信頼できるかの判断基準になるもしれません。

 

整形外科医

整形外科医は下記の課程を経て資格を取得します。

 

大学(6年間)→国家資格試験→研修医(2年間)→研修(4年間)→整形外科専門医試験→整形外科専門医

 

といった、医学部を卒業し、医師免許を取得しただけではなく、さらに専門的試験を受けて初めて“整形外科医”として名乗ることができます。

 

柔道整復師

柔道整復師は下記の課程を経て資格を取得します。

 

専門学校(3年間)→柔道整復師国家試験→柔道整復師

 

といった流れで取得していきます。

ちなみにですが、柔道整復師は年々、増加傾向にあり、平成26年現在では、過去10年で約3倍まで増えています。それだけ人気の職業といえます。

 

整形外科医と柔道整復師の治療内容の比較

この二つの治療に関しての違いというのは、整形外科医の治療については、なんの制約も受けません。

柔道整復師については、患者に対して、レントゲン撮影、投薬や手術が行えないという制約があります。

 

分かりやすく表にまとめましたので、こちらのほうが見やすいかもしれません。

   

医師

柔道整復師

脱臼、骨折に対する治療・施術

応急手当

医師の同意ある手当

上記以外

×

打撲、捻挫に対する治療・施術

投薬

×

手術

×

レントゲン撮影・診断

×

 

医業類似行為とは

医業行為とは、医師でなければ行うことを禁止されている医療行為を、医師以外の人が行うことです。

医行為は医師の「医学的判断及び技術」が必要な行為であって、医師以外の者が医業類似行為を行い、「人体に危害を及ぼすおそれがある」事が処罰の要件となります。診断、手術、診断書・処方箋等の交付は絶対的な医行為に入ります。

(厚生省「厚生科学研究報告書平成元年度」)より

医業類似行為が認められているのは、法によって認められているものと、それ以外のものがあります。

 

①法で認められた医業類似行為者(国家資格、開業時に保健所に届出が必要)

・あん摩、マッサージ、指圧師、はり師、きゅう師

・柔道整復師

 

②法に基づかない医業類似行為(国家資格なし。保健所への届出は不要)

整体、カイロブティック、アロマセラビーなどがあります。

 

違いのポイント

初期の医療行為を行うのは、あくまで医師(整形外科医)であり、その後の施術、フォローを行えるのが柔道整復師といった感じでしょう。

 

柔道整復師は、検査やレントゲン、投薬ができないので、あくまで“自分の腕だけ”で治療するとイメージすれば分かりやすいかもしれませんね。

 

 

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