

こんな人のための記事です。
新人医療事務員の残業に関するアレコレをまとめます。
この記事のポイント
- 残業対策は3つ。①病院の雰囲気を変える(長期戦)、②ひとりノー残業生活を始める、③残業の少ない会社に移る。
- おすすめは③残業の少ない会社に移ること。確実で簡単で即効性があるのが理由。
- 新人の残業にはメリットもデメリットもあるけど、長時間労働とサービス残業からは逃げ出すのが正解!
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「帰りが遅い」新入医療事務員の残業への思い
まずは残業に対する一般的な新人の思いをみてみましょう。
(株)マイナビの実施する「2017年マイナビ新入社員意識調査」によれば、
- 仕事とプライベートの優先度:「プライベート優先」が62.4%(過去最高)
- 残業について:「残業はしたくない」が28.9%(前年比3.3pt増)
となっています。
「残業してでも働きたい」という人はたったの4.8%。
「プライベートが大事」「残業はイヤ」という新人は増えているのです!
まあ、うすうす気がついている新人さんもおおいかと思いますが、数字として結果がでているわけです。
また、公益財団法人 日本生産性本部(※)による「2017年度 新入社員 春の意識調査」によれば、
- 残業は多いが、仕事を通して自分のキャリア、専門能力が高められる職場
- 残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場
①と②どちらの職場を好むかという問に対し、②を選ぶ人が74.0%に達しています。
最近の新人にとって大切なのは自分の時間!
さらに、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)が公表した「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」でも
- 残業が多くても給料が増えるのだからよい
- 給料が増えなくても残業はないほうがよい
①と②どちらが自分の考えに近いかという問に、58.4%の人が②を選択しています。
「お金よりも時間が大事!」という新人が増えているのですね~。

でも、新人に限らず全体として、「残業はイヤ」という人が増えているのは確かな事実のようですね。
残業に対する先輩・上司の残業への考え
次は先輩・上司の思い。上の方たちは新人の残業をどう考えているのでしょうか?
まずは「新人の残業賛成派」の意見として。
残業「賛成」意見
- レセプト時期は残業して当たり前
- レセプトに限らず業務は連帯責任でやるべき
- 上司より先に帰るなんてありえん!付き合い残業もあって当然だ。
- 仕事が終わらなきゃしょうがないよねぇ。最初は仕事遅いだろうから、残業増えるのも当然。
- 私も新人の頃は苦労したもんだよー(だからキミたちも新人のうちは苦労すべきだよねっ!)
残念ながら、こういった考えの上司・先輩職員は少なくありません。
個人的には
- 必要な残業ならともかく、付き合い残業なんて生産性低すぎ…。
- 最初は仕事が遅いのは当然。そこをフォローしてあげるのが先輩の役割では?
- 自分のした苦労を後輩にもさせて喜んでるヤツとか、尊敬できないけど…。
と思ってしまうところです。
次は、「新人の残業反対派」の意見です。
残業「反対」意見
- 新入社員なのに残業しなきゃっていう状況は、マネジメント側に問題があるよね。上司たちが気を付けたい。
- 最初は仕事ができないわけで、残業してもらってもあんまり意味ないよね。どうしても先輩職員の時間をとっちゃうし。残業代だってコストだし。
- レセプトも今はシステム化して手作業も減ってきたし、レセプト=残業は無くすべき
上司や先輩社員にも、いろいろな考えの人がいるでしょう。
残業があるからといって、全ての上司が悪いわけではありません。
みなさんの職場の先輩・上司はどのタイプだったでしょうか?
新人が残業をするメリット・デメリット
ところで、新入社員の残業には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれ確認していきましょう。
新人の残業のメリット3選
- 残業代がもらえる
- 早く仕事を覚えられる
- ヤル気があるって思われるかも!?
大きく分けこの3つぐらいではないでしょうか?
メリット①:残業代がもらえる
残業代の有無は、年収の大きな差になります。
「生活残業(生活費を稼ぐためにわざと残業すること)」なんて言葉出てくるのも、このせいです。
※とくに基本給の低い医療事務では残業代込みで生活費を考えている人もいたりします。
関連記事 医療事務は本当に給料が安いの?その理由と今後やるべき事とは
メリット②:早く仕事を覚えられる
残業をしてたくさん仕事をすれば、知識の習得やスキルの向上が起こりやすいのは確かです。
これはどんな仕事でも大きなメリットだと思います。
関連記事 【具体的】医療事務に本当に必要な知識は最初にこれだけ覚えよう
メリット③:ヤル気があるって思われるかも
いまだに、特に古き良き日本企業では、
×「長く働いているヤツ=がんばっているヤツ」
と認識される環境も少なくありません。
ハッキリ言って時代遅れですが、
それでも新人にとっては、先輩社員・上司に「ヤル気がある」「がんばっている」と評価されることは、大きなメリットに感じられるかもしれません。
関連記事 【自分が仕事できないと思っている人向け】仕事の能力は9割が環境
新人の残業デメリット3選
- 自分の時間がなくなる
- 長時間だと体を壊す
- 仕事ができないって思われるかも
このあたりでしょうか。
デメリット①:自分の時間がなくなる
最近の若い人が最も嫌うところですね。
数十年と長い期間働き続けるには、自分の時間と仕事の時間のバランスを上手にとることは、非常に重要です。
デメリット②:長時間労働で体を壊す
デメリットの中でも特にヤバイ②です。これ、本当に深刻ですよ。
自分の身は自分でしか守れません。
残業続きで体を壊しても、会社が助けてくれることはありません。
デメリット③:仕事ができないって思われるかも
メリットの③と矛盾するようですが、ここは会社・部署によって大きく違うところなのでなんとも言えません。
自分の所属先が、
- 「残業する=がんばっている」とみられる環境
- 「残業する=能力が低い」とみられる環境
どちらなのかを、しっかり把握しておく必要があります。
体育会系かどうかでも認識が変わってくるかもしれませんね。
長時間労働のヤバさ

あ、これが続くと過労死するのね。
と、身体で納得できる状況でした。
- なんか気持ち悪い
- なんかふらふらする
- 頭痛と胃痛が交互にやってくる
↓
まぁでもなんか元気だよ!
みたいな感覚が2~3週間続いたあと…
ある朝、起き上がることができなくなりました。
長時間労働は本当に危険です。
たぶん、「きついなー」とは感じているかもしれませんが、「これ以上はやばいかも」って思った瞬間には倒れてしまいます。手遅れなケース。
新人のみなさん、違法な労働環境からは必ず逃げ出してくださいね。
関連記事 未経験者の医療事務員入職してすぐ受付に一人で仕事って無理ゲーな話
残業したくない新入社員のための対応策3選
残業のメリット・デメリットを把握したうえで、
それでも残業したくない新人医療事務のための対応策です。
①事務所の雰囲気を変える(再現性:難)
まず、かなりハードルは高いですが、事務の文化を変えていくという方法です。
- 残業は会社のコストを増やす
- 短時間で生産性高く働くことがいいことだ
- 定時になったらみんなで帰ろう!
こんな雰囲気を部署の中で作っていく方法ですね。
政府主導の働き方改革や、コロナ禍の影響は追い風になるかもしれません。
一度こういった雰囲気ができてしまえば、大手を振って定時帰りが可能です。上司や先輩に気を使うことも無くなるでしょう。
ただ、この方法の欠点は、かなり時間がかかると思われること。
新人の発言権は強くありません。
- まずは仕事を覚え
- 信頼を積み重ね
- それからの挑戦
になるでしょう。
数年~数十年計画になりますから、それまで残業文化の中でいかに過ごすかが課題になっていきます。
なので、ちょっと現実的に実行していくのは再現性は低いかもしれません。
②ひとりノー残業生活を始める(再現性:中)
ふたつめは、自分ひとりでノー残業生活を始めてしまうというもの。
重要なポイントは
- 自分の仕事は定時までに必ず終わらせる
- 周りの目は気にしない
の2つ。
新入職員のうちは、少しハードルが高いかもしれません。
①を達成するための仕事力を身に着け、
②をつらぬく覚悟を持てる(つらぬいても職場の人間関係を崩壊させない自信がつく)
まで、様子をうかがう必要があるでしょう。
ポイント
最初のうちは、「毎週木曜日だけ定時で帰る」と決めておくと計画的に業務を行え、行動しやすいです。「今日ははやく帰れそう~」とかの基準、感覚でやってはダメです。挫折します。
関連記事 【手抜き仕事の作法】医療事務でできる正しい手抜き仕事のポイント5選
③残業の少ない職場に転職(再現性:簡単)
新入職員に最もおすすめの対策は、残業の少ない職場に転職すること。
理由は、
- カンタンで
- 即効性があって
- 確実だから
です。
残業に対する認識は、病院・クリニックによってかなりの違いがあるもの。
「残業はすべきでない」という考え方の職場に移れば、移ったその日からノー残業生活が手に入ります。
一方で、病院・クリニックの雰囲気を変えようとしたり、ひとりノー残業生活を始めたりするのには、時間がかかりますしリスクもあります。
ただ、まじめに働いている新人さんの中には

せっかく内定を得て、入職した病院・クリニック。
いきなり転職活動を始めることに、ためらいがあるのは分かります。
気になる点
- なんか悪い気がする
- 人目も気になるし
- 就活大変だったからもう面接とかイヤだし…
みたいな感じですね。私もそうだったのでわかります。
でも、考えてみて下さい。あなたは病院・クリニックに対して、入職してすぐに「あれ?」と思ってしまったわけです。
- 働き方に対する考え方が、合わないかも
- 長時間労働の文化で生きぬく気合は、無いかも
- 効率悪いことが多すぎて、違和感あるかも
こんな思いを抱えながら、この先何十年と働いていくことは、あなたにとって、病院・クリニックにとって、上司・先輩・同僚にとって、良いことでしょうか?

気づいたときにはどうしようもないほど、消耗します。

転職活動には、2種類の始め方があります。
- 会社を辞めてから始める
- 会社に籍を置いたまま始める
①の転職活動はハイリスクですが、
②の転職活動にはほとんどリスクがありません。
転職先が見つからなければ、今の職場に居残れば良いだけだからです。
実際、私自身も②のかたちで転職活動を行ったことがありますが、デメリットはゼロでした。

→できます。
意外かもしれませんが、第二新卒(大学卒業後3年以内の転職希望者)は意外に転職市場で需要が高いです。
- 求人の約8割が「第二新卒歓迎」
- 6割以上の企業が第二新卒の採用に積極的
というデータもあります。(マイナビ転職「第二新卒って一体何?実は転職しやすい時期だった?」より)

第二新卒なら未経験業界・職種への転職も可能です!
学校を卒業して3年以内の若い人に求められるのは、スキル云々ではありません。
第二新卒の採用で重視される基準ベスト3は、
採用されるポイント
- 入社意欲の高さ
- 一緒に働ける人材か
- 社内と合いそうな人柄か
(マイナビ転職「第二新卒って一体何?実は転職しやすい時期だった?」より)
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新入社員の残業まとめ:自分を大事に働こう!
残業対策は3つ。
- 会社の文化を変える(長期戦)
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- 胃腸を病んで、通常の食事がとれなくなった
- うつ病を発症した
友人たちを見ていて思うのは、「病気の兆候が出始めてからでは遅すぎる」ということです。
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それではまた~
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