文系の出身者で、就職先や転職を考えた時に
「自分はどんな職業に向いているんだろう」
「自分が持っているスキルってなんだろう」
なんて考えることって出てくる時があると思います。
文系以外の、医学部であれば将来は医者の道だろうし、理系だったら将来は技術職に就くなんていうのはイメージしやすいですよね。
「また、どんな職種が自分にあっているのでしょうか?」
文系って結構、漠然としてる感じがあってイメージしにくいですよね。
在学中の人であれば、先生や就職セミナーなんをやっていて相談とかをしやすい状況にあると思います。その中で自分にあっていそうな職業を見つけていけばいいと思います。
でも、卒業している人は?相談できないときは?転職したいと思ったらどんな仕事があるの?
結論は、医療事務がオススメですよ、という内容です。
本記事では、その理由について説明していきます。
文系のイメージは楽しい人
文系の学生のイメージって、飲み会とかで「ウエェーーーイィ!!」みたいな感じで盛り上がって、飲み会やっているイメージです。※あくまで個人のイメージです。
悪く言えばチャラい感じ、よく言えば世渡り上手なコミュニケーション能力が高い人が多いイメージです。
基本的に、世渡り上手な人が多いので、どこに行ってもうまく物事を進めていける。そういった人ってどんな仕事をしても、ある程度、出来ちゃうんですよね。ホント羨ましい限りです。
でも、文系っていっても、世渡り上手な人だけではないですよね。
例えば、
- 口下手
- 人見知り、コミュニケーションが苦手
- 世渡り下手な人
これらの人ってどうなるんでしょうね。
その対応策について書いて行きます。
文系の就職先は営業がほとんど
在学中であれば気付くことがあると思いますが、文系の就職先のほとんどは営業になってきます。
私も文系出身なので、就職活動をしていたときに驚きました。
「あれ、ほとんど営業の募集しかないじゃん・・・」って
学校を選んだ時に学校の説明、就職先紹介一覧の中に
- 研究所
- マーケティング事業
とかかっこいい名前の職種があったので、期待していたものです。
やっぱり、学校に依存するのではなく、自分自身で考えて将来なにをしたいか、ということを基本に学校選びも行わなければいけないですね。
営業以外で選ぶなら事務職
口下手だし、人見知りだし営業なんて無理!!ってタイプにはどんな職種があるでしょうか?
どこを探しても求人は営業ばかり・・・
いえっ!!そんなことはありません。
ちゃんとありますよ!!
それは“事務職”です。
えっ!地味だし嫌!!って人は読み飛ばしてください。
文系で営業も嫌ってなると、これぐらいしかないと思うんですよね。
理系とかであれば、手に技術を持っているので同じ職種であれば転職し放題です。
でも、文系にはその技術という武器はありません。
就職活動・転職活動でのセールスポイントはあくまで自分自身(コミュニケーション能力)なのです。
だから、地味だけど生活のために働く、とりあえず就職したいから働くという方には事務職が無難なのではないかと思います。
事務職のデメリット
事務職は、営業と同じで特別な資格がないと働けないとか、知識や技術が無いと働けないという職業ではありません。
比較的に就職しやすい職種となっています。
しかし、その分デメリットも存在しますので、そこらへんについても紹介していきたいと思います。
事務職はとにかく給料が低い
たぶん、みんなやりたがらない一番の原因はここにあるんじゃないかなと思います。
女性が多いのも、旦那さんがメインで稼ぎあくまで家計のフォロー的な感じで勤めてるって感じですよね。
やったらやった分のインセンティブはついてこないので日々の家計にプラスの変化はつかないですね。
とにかく稼ぎたい!!儲けたい!!という人にとっては、事務職は正反対の職種となっています。
作業がルーティンでつまらない
事務の仕事って日々、同じ作業の繰り返しなんですよ。それが毎日、毎月続いていく。
これって結構つらいことなんですよね。
高校卒業して楽しいこと、刺激のある毎日を一通り経験した後に、平凡な毎日を繰り返すのって結構苦痛です。
「もっと楽しいことあるだろう」とか「ほかの職種ならもっと刺激がある」とかって頻繁に考えちゃうんですよね。
個人的にはここが一番のデメリットで、ここらへんを自分でどう考えていくかが大事かと思います。
事務職のメリット
デメリットもありますが、もちろんメリットも有ります。
定時で帰れる
これは“仕事一筋”って人以外にはとてもありがたいことです。
特に、仕事はお金の為であり、プライベートで楽しいことや、やりがいのあることをしている。という人にはもってこいじゃないかなと思います。
最近は、仕事よりもプライベートを大事にしたい、というタイプも多いので時代のニーズには合っているのではないかなと思います。
ノルマがない
営業と違いノルマがないのは精神衛生上の良いことです。
私の職場(事務職)に中途採用で入ってきた人が、前職が銀行だったのでノルマがあり、その人の性格にあわなかったようで、十円ハゲができたそうです(女の子なのでかわいそうですよね)。
その人も、今ではすっかり職場に馴染んで生き生きとしています。(私から見てそのように感じます)
ノルマがやりがいに繋がる人と、ストレスになるタイプは人によってそれぞれだから、後は自己分析でどっちがいいかって判断することですね。
安定して働きたい、平穏な職場で働きたいというのであれば事務職があっていると思います。基本、毎日が平和ですからね。
事務職も嫌なとき
営業も事務も嫌という場合は?
その場合、とにかくいろんな仕事をして、経験を積むということがポイントだと思います。
一旦は、営業でもなんでも嫌と思える仕事に就いてみます。
このときの仕事は“いつでもやめていい”と思って就職することです。
ここではあくまで、キャリアアップの第一段階と考え、その経験を次に生かしていくというやりかたです。
就職=終身雇用(一生同じ職場で働く)というわけではないので、就職に対して重く考えすぎている人は軽い気持ちで就職、転職してみてはどうでしょうか。
例えば、営業が嫌だったとしても、とりあえず営業として働いてみる。
それで嫌だと感じたら営業をやめて転職する。転職するにも、営業の中で身についたスキルはたくさんあるはずです。そうすると転職も飛躍的にしやすいはずです。
また、逆に事務職から営業ってなると、とても厳しいし、スキルが追いつかないってなることがあるかと思います。
でも、営業から事務職って比較的簡単に出来ちゃうんですよね。
お勧めの職業は医療事務
文系にオススメの職業・・・
それは“医療事務”です。
私が医療事務で働いているということもあり、勧めやすいという点もあるのですがそれ以外にも勧められる理由があります。
勧める理由①:残業代が出る
普通の事務職であれば、定時に帰るので残業代はでません。
しかし、医療事務であれば月初めから10日まではレセプトといって、その日までに終わらせなければいけない請求業務があるので、どうしても時間外まで仕事をしなければいけない期間あります。
そういった期間に、通常であれば残業代がちゃんと出ますから、その分プラスの収入になります。
中には残業代も定期の収入として考えている職員もいるようですが、これは間違い。
残業代はあくまで残る必要がある場合に支給されるものなので、することがないのにダラダラ会社に残って残業代をもらうというのはお門違いです。
残業代をもらうには、その分ちゃんと仕事をしなければいけません。
勧める理由②:働きながらスキルを身につけられる
事務職ではありますが、他の事務と違い保険請求という特殊な業務に携わります。
一度覚えてしまえば、その知識は一生ものです。
同じ医療事務ということであれば職に困ることはありません。
注意点としては、他の事務とは違うので、医療事務という枠でしか活躍できないということを頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
勧める理由③:福利厚生が充実してる
病院で働くということは、第二の公務員といっていいほど安泰ではないだろうか。もちろんその分、業務内容は大変ですが。
厚生年金にはもちろんですが、ほとんどのところは病院年金基金(企業年金)まではいっているはずです。
一般の企業であれば、なかなか企業年金までついてるところは少ないと思います。
その点では給料が安くても、老後は少し安心と思えればいいのかもしれません。
進める理由④:休みがとりやすい
これは女性限定の話になってしまうかもしれません。
病院という病気を治療するところなので、病気や怪我で休むということに他の職種に比べてある程度理解があります。
特に、子ども病気のときなんかも休みやすくて、“子の看護休暇”なんていう有給とは別で休みがもらえたりします。だいたいは年に5日ぐらいですかね。
関連記事>>医療事務はシングルマザーが多い?その理由と今後働くうえで考える事
文系が転職するときの考えのまとめ
いかがだったでしょうか?
文系で転職したいって考えたときに、「スキルが身についていないからできないよ」なんて悩んでいる方もいると思います。
または、『自分に自信が持てない・・・』と考えている人もいるでしょう。
今回は、文系にオススメの職業として医療事務を紹介しましたが、別に営業職でも事務職でなくても、どんな職業でもOKだと思います。
営業や事務はあくまで一般的な範囲での話であり、あなたにそれが当てはまるとは限りませんからね!
大事なのは、転職を考えた時に自分に自信があるのかという事だと思います。
これは、スキルや技術的な面ではなくて、『本気でこの仕事がしたい!!』といったやる気のようなものです。
ちょっと、体育会系な考えにはなってしまいましたが、要はスキルや資格ではなくて自分がやってみたい事にチャレンジする事が重要なポイントになってくるという事です。
まず、自分がやりたい事ってなんだろう?
と考え始めてみるのもいいかもしれません。
文系だから・・・という事に縛られることはありません!!
少しでも、悩んだ時にこの記事が参考になってくれればなと思います。
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