医療事務は比較的にシングルマザー、いわゆる母子家庭が多い職種です。
医療事務の本来のメリットとしては
- パートなどで求人がたくさんある
- 旦那さんが転勤族でもどこでも働ける
- 再就職に有利
どちらかというと、旦那さんがメインで働き、医療事務はあくまで家計の補助程度な感じで働ける。
という部分が良いところだと思います。
しかし、これがシングルマザー(母子家庭)で医療事務だった場合はどうでしょうか?
なかなか厳しいものがあるのではないでしょうか…
今回は、なぜ医療事務はシングルマザーが多いのか?
そして、
これから医療事務へ就職を考えている人に向けてどうしたらシングルマザーが幸せになれるのか?
について現役の医療事務員が伝えていきたいとおもいます。
なぜ医療事務はシングルマザーにオススメの仕事なのか
ちなみに、私の職場でも約3割の方がシングルマザーとして働いてます。いったいなぜ、医療事務にはシングルマザーが多いのでしょうか?
それは、
資格を持っている → 手堅く就職できる → 医療機関で安定した仕事
というイメージからかもしれません。
実際に、医療事務の資格の取得は
- 最短3か月くらいで資格が取れる
- 受講料が安い
- 試験がそれほど難しくない(※種類による)
しかも、シングルマザーなので子供を一人で育てていかなければいけない。
時間もお金も限られています。
こういった事情からシングルマザーに医療事務という仕事は人気があるのではないでしょうか。
シングルマザーが医療事務で働く具体的なメリットは?
では、実際にシングルマザーの方が医療事務で働くメリットはどんなものがあるでしょうか?
医療事務で働くメリット以外に”シングルマザーならでは”のメリットを中心にまとめていきます。
メリット①:福利厚生が充実しているのは今の時代うれしい
基本的に医療機関は福利厚生も充実してる傾向があります。
休みが取れやすいのもそうですが、
- 健康保険の加入
- 労災
- 企業年金(病院年金)
- 財形貯蓄
- 子の看護休暇
といったものまでそろっているところがほとんどです。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、最悪の場合、労災に加入していないなんて会社もあるかもしれません。
今の時代に中途採用でこれだけの福利厚生が整っているところに就職できるのありがたいです。
日常生活でのメリットとして目立つものではないで恩恵を感じにくいですが、
- 自分が病気やケガをしたとき
- 子供が病気やケガをしたとき
いざそうなったときは本当に助かるはずです。
注意
一般的な医療機関は当たり前の福利厚生ですが、クリニックや個人の小さな病院では整っていない可能性もありますので注意してください。
メリット②:経験をつめば再就職がしやすい
医療事務のメリットで言われることですが、一度、知識を身につけてしまえばどこでも通用するのが医療事務の特徴です。
ただ、注意点は一概に全ての病院で適応できるかというとそういうわけではありません。
そこだけは覚えておいてください。
診療科が違ったり病院とクリニックで対応が違ったりと様々な違いがあるので、それに対応していくのは結構大変だと思います。
院内ルールみたいな独自の決まりがあったりします。
これは医療事務に限らず、他の仕事でも同じことが言えますけどね。
また、転職後に仕事に慣れるのには個人の力量もあると思うので、“医療事務だから転職しても大丈夫”と全てを鵜呑みにしてしまうのは良くありません。
しかし、医療事務の基本は同じなので、知識の土台ができている分は有利と言えるでしょう。
メリット③:子供の病気やケガへの理解がある(一部の人を除く)
現場が医療機関なので病気やケガへの理解があります。
なので、子供の急な病気やケガに対しても寛容に対応してくれるところも助かります。
子の看護休暇があるのがその例ですね
とはいえ…
職場はさまざまな人間の集まりです。
一概に寛容な対応を許さない人もいたりします。
シングルマザーが医療事務で働くデメリット
では逆に、シングルマザーが医療事務で働くうえでどんなデメリットがあるでしょうか?
デメリット①:給料面では母子家庭は少し厳し生活になるかも
- 離婚などの慰謝料が定期的にはいってくる
- 遺族年金が入ってくる
- 実家暮らし
というようなシングルマザーであれば医療事務で十分な収入といえるでしょう。
しかし、仕事以外の定期的な収入が無いパターンだった場合というのは医療事務だけでは生活が苦しいのが現状かもしれません。
もしかしたら子供を育てる上で金銭的に生活できないという方もいるかもしれませんね。
家賃を考えたら一般の賃貸住宅は高いですからね。
それだけ、金銭面でいえば厳しいといえるでしょう。
もし、給料面を第一に考えるのであれば、別の仕事を視野に入れたほうがいいかもしれません。
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デメリット②:子供を家に残しての残業がつらいかも
基本的には医療事務は事務職なので定時で帰れることが前提です。
ですが…
中にはブラック企業で定時はおろか、夜の10時過ぎまで平気で残業をさせるところもあります。
特に、レセプト時期になると各段に残業する確率が増えていきます。
この時期だけで、
特にベテラン、中堅クラスになると任せられる業務も増えてくるので、これ以上の人もいるかもしれません。
さすがにここまではいかなくとも、子供の事を考えたら少しでも早く帰りたい、残業はしたくありません!!
家に帰ってから、
- 子供にご飯を食べさせなければいけませんし、
- 子供が小さければお風呂に入れてあげなければいけませんし、
- それから洗濯をして、洗い物をして・・・
自分たちの生活のことを考えると少しでも早く家に帰って、家事をしたいものです。
考えるポイント
逆に、
残業がある=収入アップ
という考えもありますが…
残業の有無は人の価値観によってさまざまです。
まとめ:医療事務はシングルマザーにとって働きやすい【ただし条件あり】
シングルマザーの方にとって医療事務は十分に働きやすい仕事といえます。
福利厚生の充実、休みのと取りやすさなどなど…
子供との時間メインで生活を考えているのであればいいでしょう。
子供との時間をとるなら〇、お金は△
といった感じかと思います。
自分たち家族がどこに幸せの価値をおくのか?
ということを考える必要がありそうです。
自分、そして子供との未来を考えるという意味で、医療事務の仕事を知っておくことも大切かと思います。
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