医療事務は比較的にシングルマザー、いわゆる母子家庭が多い職種です。
医療事務の本来のメリットとしては
- パートなどで求人がたくさんある
- 旦那さんが転勤族でもどこでも働ける
- 再就職に有利
どちらかというと、旦那さんがメインで働き、医療事務はあくまで家計の補助程度な感じで働ける。
という部分が良いところだと思います。
しかし、これがシングルマザーで医療事務だった場合はどうでしょうか?
なかなか厳しいものがあるのではないでしょうか…
今回は、なぜ医療事務はシングルマザーが多いのか?
そして、これから医療事務へ就職を考えている人に向けてどうしたらシングルマザーが幸せになれるのかについて考えていきたいと思います。
目次
なぜ医療事務はシングルマザーが多いのか
ちなみに、私の職場でも約2割の方がシングルマザーとして働いてます。
いったいなぜ、医療事務にはシングルマザーが多いのでしょうか?
理由として考えられるのが、資格を持っているので自立しているという部分ではないでしょうか?
なので、パートナーに嫌気がさして離婚をしても、生活費の面で心配することがない。就職先がいくらでもあるので、旦那に依存しないで生活ができます。
こういった面で、離婚する割合が多いのかもしれません。
ただ、人によって状況は異なると思います。ひとつの理由だけではなく、さまざまな理由やタイミングで離婚をしているのがたまたま医療事務という職種なのかもしれません。
元々シングルマザーだった
最初は医療事務ではなかったけど、離婚をしてシングルマザーになったことで、自立した生活を送らねければいけなくなったので「手に職を!!」という事で医療事務になった人も多いかと思います。
他の資格に比べれば比較的に取得しやすいですし、なにより就職先がたくさんありますからね。
なので、自然と職場にシングルマザーの人が多くなるのでしょう。
給料面では母子家庭は少し厳し生活になるかも
離婚などをして、慰謝料とかが定期的にはいってきたり、遺族年金が入ってくるシングルマザーであればパートでも十分な収入といえるでしょう。
しかし、これが両方とも無いパターンだった場合というのはパートだけでは生活が苦しいのが現状ではないでしょうか?
金銭的に生活できないという方もいるかもしれませんね。
そう考えたら、もし、医療事務で働くとなれば正社員は必須になってくるでしょう。
関連記事>>医療事務の資格試験は意味ない?いらないと思って就職したら辛い思いします
実際に、私の周りのシングルマザーもほとんど・・・いえ全ての人が公営団地に住んでいるのが現状です。家賃を考えたら一般のアパートは高いですからね。
それだけ、金銭面でいえば、厳しいといえるでしょう。
もし、給料面を第一に考えるのであれば、転職することをオススメします。今以上の給料は絶対にあがりませんので。
ただ・・・
福利厚生や休みの取りやすさでいえば、一般的なパートなどよりも優遇されている面もあるので、そういった部分も考えて今後を検討していったほうがいいかもしれませんね。
子供を家に残しての残業がつらいかも
基本的には事務職なので、定時で帰れることが前提です。
注意
なかにはブラック企業で定時はおろか、夜の10時過ぎまで平気で残業をさせるところもあるようですが、そうったところは今すぐにでも辞めるべきです。続けるメリットありません!
しかし、レセプト時期となると話は別です。
この時期だけで、平均して約10時間ぐらいは残業しなければいけない病院も多いかと思います。
特にベテラン、中堅クラスになると任せられる業務も増えてくるので、これ以上の人もいるかもしれません。中には夜12時を過ぎるなんて病院もあるぐらいです。
さすがにここまではいかなくとも、子供の事を考えたら少しでも早く帰りたい、残業はしたくありません!!
家に帰ってから、子供にご飯を食べさせなければいけませんし、子供が小さければお風呂に入れてあげなければいけません。
それから洗濯をして、洗い物をして・・・
自分たちの生活のことを考えると少しでも早く家に帰って、家事をしたいですもんね!
そういったとき、レセプトというのは煩わしく思ってしまいます。
バランスがとれればいいですが、どうしても家庭を優先したい!という場合は、上司に相談をしてみるべきでしょう。
もちろん、早く帰って家の事がしたいなんて言えませんので、「子供の迎えがある」とか適当な理由をつけて。
また、逆にシングルマザーであることを強調し「子供の世話をしなければいけませんので」とホントの事を伝えてみるというのもアリですね。上司もそこまで無能ではありませんので(笑)
子供との時間をとるなら〇お金は×
もし、子供との時間、子供の行事参加をメインに考えているなら医療事務は良いかもしれません。
でも、生活のためにお金を稼ぎたいという目的なら少し物足りないと感じるかもしれません。
自分たち家族がどこに幸せの価値をおくのか?
ということを考える必要がありそうです。
また、医療事務でもやり方次第では稼ぐ方法もあります。
子供も優先しつつお金も稼ぎたいという人はこちらの記事もどうぞ
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医療事務は本当に給料が安いの?その理由と今後やるべき事とは
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シングルマザーが医療事務で働く具体的なメリットは?
では、実際にシングルマザーの方が医療事務で働くメリットはどんなものがあるでしょうか?紹介していきます。
福利厚生が充実しているのは今の時代うれしい
医療機関は福利厚生も充実してる傾向があります。
休みが取れるのもそうですが、健康保険の加入や労災、また企業年金や財形貯蓄といったものまでそろっているところがほとんどです。
日常生活でのメリットとして目立つものではないですが、いざそうなったときは本当に助かるはずです。
今は、勤務時間を規制して健康保険の加入をしない企業も増えてきています。最悪の場合、労災に加入していないなんて会社もあるかもしれません。
そう考えたときに一般企業よりは病院やクリニックのほうが福利厚生の面で優遇されているといえるでしょう。
一度経験をつめばどこでも通用する
他でもよく言われることですが、一度、知識を身につけてしまえばどこでも通用するのが特徴の職業です。
ただ、注意点は一概に全ての病院で適応できるかというとそういうわけではありません。
そこだけは覚えておいてください。
診療科が違ったり病院とクリニックで対応が違ったりと様々な違いがあるので、それに対応していくのは結構大変だと思います。
これは医療事務に限らず、他の仕事でも同じことが言えますけどね。
また、転職後に仕事に慣れるのには個人の力量もあると思うので、“医療事務だから転職しても大丈夫”と全てを鵜呑みにしてしまうのは良くありません。
しかし、医療事務の基本は同じなので、知識の土台ができている分は有利と言えるでしょう。
まとめ:働きやすさえ言えばよいが給料面が気になる
シングルマザーの方にとって医療事務は十分に働きやすい仕事といえます。
福利厚生の充実、休みのと取りやすさなどなど…
子供との時間メインで生活を考えているのであればいいでしょう。
反面で給料面では少し不安が残ります。
なので、少しでも金銭的に余裕のある生活が送りたいということであれば検討しなおす余地がありそうです。
医療事務の勉強に限界を感じたらやるべき事
継続して勉強を続ければ、独学でも医療事務の資格は十分に狙えます。
しかし、実際に勉強してみたり、勉強開始前に問題集を軽く読んだりした段階で『自分には独学じゃ厳しいかも…』と思ってしまう人がほとんどでしょう。
そう思ってしまった場合は、通学・通信講座を検討してみるのも一つの手です。
とはいえ、通学・通信講座もざまざまな種類があり、値段もピンからキリまであり「どれを選んだらいいのだろうか…」悩んだあげく、結局先に進めないなんて経験をしている方も多いです。
そんなときは、まずは医療事務資格の資料請求から行い、それから自分に合っていそうなものを選ぶと勉強効率もグッと上がります。
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