男性で医療事務として働いていると…
「医療事務ってホントに男がやるような仕事なのか」
「男の仕事にしては給料が低すぎないか」
「周りが女性ばかりで肩身が狭い」
など、悩んだり考えさせられるシチュエーションが多々あるかと思います。
こういう悩みって他の職業ではないだろうし男性医療事務員の特有の悩みだと思います。
だからこそ、男性医療事務ならでは悩みって他の人にはあんまり理解してもらえず、また説明してもわかってもらえない部分でもあるんですよね。
先に結論から申し上げて劣等感を感じる必要はありません。
男性で医療事務をされているということは、すでに立派な職業につかれています。
本記事では、こう断言できる根拠についても書いていきます。
なぜ男性医療事務員は劣等感を感じるのか
例えば、こういった部分で劣等感を感じるのではないでしょうか?
- 仕事内容に見合わない給料体制
- 女性が多いという仕事がしずらい環境
- 医療事務という特殊な環境
例を上げればきりがありませんが、男性の医療事務員ならではの悩みってたくさんあります。
男性にしては多職種に比べ給料が低い
まず、なにより感じるのは同じ世代に比べて給料が少ないということでしょう。
ここで悩んでいる男性医療事務員も多いはずです。
周りの友達は羽振りがよさそうで、旅行の話しを聞いたり、出世して給料あがってたり、いい車に買い換えたりしているのを見ると
「俺って給料が低いのかも…」
って頭によぎってしまうのですよね。
そもそもなぜ給料が低いか
それは”事務職”だからです。
何かを売って利益をだすポジションの職種ではないので、基本的な考えとしてどうしも基本給が低いのです。
極論、言われたとおりにすれば誰でもできる仕事という認識なんですね(もちろん、言われたとおりにするだけで仕事ができるはずはありませんが)。
ほかにも、厳しい言い方をすればあなたの頑張りが足りないかです。
本当にがむしゃらに頑張っている人であれば出生して課長ぐらいにはなれるかもしれません。
そうすれば、いまより断然よい給料がもらえるでしょう。
課長といっても、役職手当が5万円つけばいいほうでしょうが…
もともとの職種が世間一般と比べると平均の給料よりは低いでしょう。
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心の中では「頑張りが足りてないのは分かってるけどさ…」と自覚しているならまずは資格の勉強から始めましょう。
特に「診療報酬請求事務能力試験」を持っていれば周りからの評価は確実に上がるでしょう。(職場によっては手当も付きます)
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周りが女性ばかりで働きにくい
自分が上司という立場であれば、ある程度は女性であろうと指示ができるので仕事はしやすいかもしれません。
ですが…
悩んでいるという事は役職がなかったり、部下である女性がちゃんと指示を聞いてくれないのではないでしょうか?
例えば、こんな悩み
- 気分によって態度が変わる
- 聞こえるように嫌味を言われる
- とにかく口が悪い
- 命令される
- パシリにされる
などなど…
女性が多く集まるとトラブルも発生しやすくなります。
男性には理解できない部分も多く、解決が出来ずまいってしまうのではないでしょうか。
男性の医療事務は少数派
上記と同じような内容ですが、やはり医療事務は女性主体の職場です。
男性が少なく、よっぽど事務長や部長、課長クラスにならないと発言権って少ないのではないでしょうか。
男は稼ぐという間違った固定概念は取り払おう
20代前半のときは、自分の給料って気にしたことはあまりなかったかもしれませんね。
そのときが楽しければいいかな、って楽観視していた人も多いはずです。
ただ、例えば実際に自分が結婚をしたときに、昔から『男は稼がなければいけない』という概念を頭に刷り込まれてきた人も多いのです。
たぶん、この刷り込みの原因として
- 自分の親や親戚などからのインプット
- テレビやメディアの影響
が関係していると思います。
でもそれって、誰が言い出して誰が決めたんですか?
あなた自身が考えて導き出した答えですか?
もし、自分で導き出した答えなのであれば、すでに転職をして、この記事も読んでいないはずです。
“男は稼がなければいけない”という概念が自分で考えたことでないのであれば、
男だから給料が低いことがコンプレックスだ。と思う必要は一切ありません。
それは世間が勝手に言い出したことであり、あなたの生活とはまったく関係ありません。
それとも、あなたの今の生活がカツカツで首も回らない状況なのでしょうか?
もし、そうなのであれば転職することをオススメします。
関連記事≫忙しすぎる業務と給料が見合っていない!医療事務員に伝える【残酷な事実】
年を重ねても裁量権がつくことは一生ない
裁量権がないと感じるのは、医療事務に限らずどこの企業に勤めていても同じはずです。
それでも、一般企業よりも“裁量権がない”と思う機会は多いはず。
それはやはり病院という医師が主体の組織だからです。
医療事務として、どんなに頑張っても課長止まり・・・
最終決定権は医師がもっており、どんなに出世しても最終的は裁量権はありません。
ましてや、役職のついていない医事課職員には裁量権の“さ”の字もつかないことでしょう。
医療機関としての男性医療事務員の立場
上記でも少しあげたように病院のトップは医師です。
それから薬剤師や看護師などがいます。
仕事の内容は全く違いますが、それをサポートする形で医療事務という立場があります。
医療事務が、他の医師や看護師たちを大きく違うことは、“国家資格がなくても働ける”ということです。
極端な言い方をすれば、誰がやっても同じといった感じでしょうか。
しかし、実際に真剣に医療事務として働いてきた方ならわかると思いますが、医療事務も立派な専門職です。
現場で培った知識は大変貴重なものであり、自分自身の強い武器と言えるでしょう。
資格がどうとかではなく、自分の知識と経験に自信があるかないかで、立場のとらえ方に違いが生まれてくるかと思います。
そこで自分にしっかりと自信を持つことが重要です!!
関連記事≫30代未経験男性で医療事務ってどう?大変だけど向いている人のパターンはこれ
給料に限界を感じたら他業種への転職を視野に入れる
看護師さんなどが持っている国家資格について、これは医療事務と大きな違いがあります。
看護師さんたちは、国家資格を持っているので職場が気に入らなければすぐに病院を辞めて他の病院へ転職してしまいます。
施設基準に精通している方であれば分かると思いますが、看護師は施設基準上で必要不可欠な存在であり転職先は引き手数多なのです。
一応、医療事務も転職しやすいと言われている職業と資格ですが、現実的に私はそうだとは思いません。
転職はしやすいですが看護師とは違い元々の基本給が違うんです。
看護師は転職しても基本給は
例えば・・・
- 転職前 25万
- 転職後 25万
とそこまでの変動は少ないでしょう。
しかし、医療事務は元々の基本給が少ないので、いままで年に一回の昇給でしか基本給をあげることができません。
転職をすると昇給をしたぶんまでもが、リセットされてしまいます。
例えば・・・
- 転職前 20万円
- 転職後 18万円
と長く勤めていた分だけ減ってしまうと予想されます。
基本給がリセットされるのは看護師も同じですが、元の給料が違うことで、リセットされたときの幅が大きく感じてしまうはずです。
上記は自己都合で転職した場合を元に考えています。
だいたいは、転職前の基本給を元に転職先で給与決定をするので、すべてリセットされるわけではなく参考とされるので大きく変わることはないです。
医療事務から医療事務へ転職したとしても、待遇面での改善は見込まれないでしょう。
転職したほうがいいタイプの男性医療事務員
男性で医療事務で働く上で大事なことは自分の仕事にプライドを持って働いていく。ということが長く働く上で重要なポイントかなと思います。
それでも…
はやり気になるのは、どうしても給料という部分ではないでしょうか?
例えば
こういった環境の方はいますか?
- 結婚した、もしくは結婚したい
- 子供が生まれてこのままの給料で生活ができるか不安
- 家族を養えるぐらい稼ぎたい
人生のターニングポイントなどで、こういったことを感じる方も多いかと思います。
また、結婚していなかったり、子供がいなくても将来を考えて不安になることもあると思います。
考えている事
-
将来に希望が見いだせない
-
今が不安でしょうがない
-
安い給料にすごい不満がある
人によってライフステージの違いはあるかもしれませんが…
上記のような状況で給料の面で不安を感じているなら、今すぐに転職活動を検討するべきです。
いろいろ考えていてもしょうがありません。
今、勤務してる病院やクリニックでは絶対に待遇は改善されません。(経営者は一人の従業員のことなんて考えていませんからね。)
やはり、状況を打開するには自分で行動を起こすしかありません。
もしあなたが、
- 転職は初めて
- 医療事務以外の仕事ができるか自信がない
- 今のスキルで通用するか不安
ということであれば、まずは転職エージェントに相談するのがよいでしょう。
転職のプロが親身になって話を聞いたうえで、あなたの市場価値を判断し、収入アップができる求人を紹介してくれますよ。
具体的にはDODAエージェントサービスであれば転職が初めての方でも手厚いサポートを受けれます。
関連記事 男性の医療事務員にオススメの転職エージェントを紹介しています。
≫転職で収入アップを狙う医療事務員に「DODAエージェントサービスが向てる人・向いてない人」
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また、「転職エージェントってよく分からない」ならこちらの記事が参考になります。
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まとめ:あなた自身が決めて行動をしよう
今回の記事で一番伝えたかったことは
世間一般的な考えを基準に考えるのではなく、自分自身で現職が向いているのか考えるということです。
世間一般的な基準なんて無責任なものです。
あなたにとって有益になるものですか?
答えは“いいえ”です。
世間に流されないように、しっかりと自分の考えで将来のビジョンを見据えるようにしましょう。
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給料にコンプレックスを感じているなら
こちらの記事では、給料が低いと感じている男性の医療事務員へ向けて解決策をまとめています。
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