こんにちは、医療事務員のアドバーグです。
今回は、
と、悩んでいる新人の医療事務員さんに向けの内容となっています。
医療事務として働き始めて、先輩や上司から
「わからないことがあったら遠慮なく聞いてね。」
と、ひととおりの説明を受けた後にかけられる言葉がありますよね。
その場では「はい。わかりました。」
と返事をしてはみたものの、心の中では「なんか聞かなきゃやばい、次どうしよう」みたいに頭を抱えてしまう。
そんな経験をしている新人さんも多いと思います。
というのも「わからないことがなんなのかがわかってない。」
つまり、さっぱりわからない。
そうすると、次に何を質問していいかもわからない。
わからないなりにやってみようと、手を動かしてはみるものの、これであってるのかもわからない。
そうこうしているうちに「何やってるの?わかんなかったら聞いてねって言ったじゃん。」
高圧的にいわれると、もうどうしていいかわからないし、怖いし…なんて気持ちになりますよね。
「わからないことがわからない」を、このまま放っておくと、新人さん自信の精神的によくない状況になってしまったり、なにより医療事務というチームで業務を遂行していくにあたって、効率が悪いです。
今回は、この「わからないことがわからない」状況になってしまう理由と、新人さんが自分から動けるようになるための対処法を紹介しますね。
※記事の最初は基本的なことをお伝えしつつ、後半で医療事務の本質的な解説をしていますので、ぜひ最後までみていってくださいね。
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それではやっていきましょう!
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わからないことがわからない理由
まず最初にお伝えしたいのは「わからないことがわからない理由」についてです。
この原因となる理由をわかっておかないと、次の対策も打てないので、まずは理由について解説していきますね。
その後、解決策まで提案していきます。
わからないことがわからない理由①:専門職としての知識不足
まず、1つ目の原因として考えられる可能性として知識不足が挙げられます。
当たり前ですが、入職してすぐの新人さんは緊張もあり、自分の置かれている状況は情報整理が難しい状況だと思います。
普段であれば、ちゃんと話を聞いて理解できる能力を持っていたとしても、緊張や新しい環境のせいもあり、教えてもらった知識が定着しておらず、次に行動するための知識が不足している可能性があります。
わからないことがわからない理由②:教える立場の環境不足
次に、2つ目の原因として考えられる可能性として環境不足が挙げられます。もっというと、新人が正常に育っていくための環境が整っていない状況です。
例えば、わからないことがあった時に、状況的、物理的に聞ける人がおらず、放任されてしまっていたり、理解するのに十分な時間が与えられていない、という状況です。
これは問題となる原因が本人ではなく、教える立場が原因です。
私自身も先輩の立場として、やってしまって申し訳ないなと思ったのが、
自分が忙しいと、新人さんに
「わからないことがあったら聞いてね。」
の一言で、教えたことにしてしまう、ということがありました。
ここは、教える立場の人がズルいとは思いますが、忙しい職場ではよくあるのではないでしょうか。
わからないことがわからない理由③:自分以外への興味不足
3つ目の原因として考えられる可能性として興味不足が挙げられます。
こちらの原因については根が深く、問題なのはわからない本人が心の奥底でわかろうとしていない、という点が問題です。
誰しも、「自分には関係ない」と感じていることに対して意欲的に取り組むのは難しいです。頭ではわかろうとしていても、心が拒絶してしまっているので、理解できないまま話が進んでしまいます。
ここまでで、大きく分けて3つの「わからないことがわからない」を作ってしまっている理由を解説しました。
では、新人の医療事務員さんはこれらに対して、どのように対処していけば良いのでしょうか。
わからないことをわかるようにする対処法3選
それでは、次に、わからないことをわかるようにするための3つの対処法を紹介していきますね。
わかるようにする対処法①:マニュアルを読んで実践
まず一つ目は、何がわかってないのかを見つけるために、言われたことだけではなくマニュアルも読み返してみましょう。ということです。
大き目の病院であれば、必ずマニュアルがあるはずです。
「どうしていいかわからない」という状況も、単に自分の知識不足なだけだったというケースもよくあります。
とくに医療事務という専門的な知識を求められる仕事であれば当然です。
そして、ただ読むのではなく、読んだことを実践してみてください。
なんでもいいのです。
- 保険証の確認方法でもいいし、
- 内線外線の取り方、
なんでもいいです。
ここらへんの実践については、過去の動画でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
わかるようにする対処法②:とにかく聞いた単語を書き出す
次に、とにかく聞いた単語を書き出す、ということについてです。
脳内で考えようとしても、浮かんでは消えてしまい、覚えようとしていたこともいつのまにか忘れてしまいます。なので、状況を整理するためにも、思ってること、感じたことをすべて書き出してみましょう。
ポイント
単語でOKなので、とにかく書き出して、まるで囲ったり、線でつないだりしてみて、わからない原因が突き止められたら、その部分を聞いたり、調べたりして解決すればOKです。
例えば
先輩が話の中で「特定疾患療養管理料は来月から算定できるよ」と言っていたけど、そもそも、その管理料ってどういったときに算定できるんだろう?
みたいな感じで疑問に感じたら、そのキーワードをメモしておいて、あとからネットとかでもいいので調べてみる。
という感じで、とにかく紙にわからないことを書き出してみます。
とにかく書いて書いてアウトプットすると、自分で何がわかっていなかったのか
手がかりがきっと見えてくるはずです。
わかるようにする対処法②:自分の考えや知識をSNSで発信してみる
3つ目に、SNSで自分の考えや知識の情報を発信してみる、ということです。
一つ目、二つ目に紹介した対策の最終形態ですが、やっぱり自分で行動、アウトプットしないとなかなか理解がおいつかないと思います。
とはいえ、実際の現場の中で「自分が試してみたい」と、やってる暇もないし、なにより周りにも迷惑かけそうって思いますよね。
そこで、実際の現場では迷惑をかけず、自分のタイミングで実践できるSNSを使ってみるということです。
発信に関しては、自分でTwitterやブログで思ったことを発信してもいいし、SNS上でコメントや質問をしてみるものいいかもしれませんね。
「自分からなにかを行動をする」ということのきっかけができると思いますよ。
きれいごと抜きで伝えたいこと(失敗はするもの)
次に医療事務の仕事は失敗するもの、ということについてお伝えしていきます。
ここまで対策を紹介してきましたが…
正直、一番は自分で実践してやってみるまで、仕事って覚えにくいし、次に何をしたらいいのか想像できません。
新人さんの中には
とか
と思っている人も多いと思います。
ですが、何度も失敗を繰り返して、やっと医療事務の業務全体が見えてくる、そんなもんです。
医療事務ってスマートに見えるかもしれませんが、実際はそんなもんです。
根性論みたいな感じですが、最初のうちは恥ずかしいかもしれませんが、
- 自分でやってみる
↓
- 失敗する(かもしれない)
↓
- なにが足りなかったのか調べる
↓
- もう一度実践してみる
なんども失敗を繰り返して、「わからないことがわからない」の手がかりがつかめていければいいかなと思います。
とはいえ、
無理をせず、まずは目の前のことだけに集中しよう
最後にまとめです。
今回は、新人の医療事務員さんが仕事でわからないことがわからない症候群に落ちいてしまった時に、そこから脱却するための3つの対処法について紹介いたしました。
具体的には
- マニュアルを読んで実践
- とにかく聞いた単語を書き出す
- 自分の考えや知識をSNSで発信してみる
このみっつです。
最後に一番大事なことが「何度も失敗を繰り返して、やっと医療事務の業務全体が見えてくる」ということです。
スマートにこなせているように見せている人もいますが、医療事務の仕事って実はスマートではありません。失敗を含め、泥臭い試行錯誤の繰り返しです。
心配しなくて大丈夫です。
わからないのは今だけで、すぐにできるようになりますよ。
以上が今回のブログの内容になります。
このブログでは現役の医療事務員がリアルな情報を発信していますので、よろしくお願いします。
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それではまた~