算定の実例集

退院時の在宅自己注射指導管理料の算定方法

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在宅関係の管理料が苦手!!という人は結構多いかもしれませんね!

外来で在宅自己注射指導管理料を算定していく分には、毎月の定期受診もあるし、早見表通りに算定していけば特に難しいこともありません。

 

しかし、これが入院となると少し話は別で、混乱してしまう事も少なくないはずです。

私は、退院患者に退院処方でインスリンが出たらいつも混乱しています・・・

 

そういう混乱してしまう人のためにも、今回は、私なりにわかりやすいように退院時の在宅自己注射管理料と、それに付随する加算関係についてまとめてみました。

参考になればと思います。

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退院時の在宅自己注射指導管理料

最初に、退院時に在宅自己注射管理料を算定するときの考え方として

  • 退院時にインスリンを処方していたら、管理料を算定できる可能性がある
  • 退院処方にインスリン含まれていなくても、入院中に処方された残薬のインスリンを持ち帰る(退院時薬として算定)ときは管理料も算定できる

があります。

 

基本的には、退院後の自己注射に対する管理料なので、考え方として”インスリンが出ていないとおかしい!!”ということになってしまいます。

インスリンも出していないのに、管理料を算定していては『なにに対して管理してるの?』と突っ込まれてしまうわけです。

必ず、退院時に処方しなければいけない!というわけではありません。定期的に管理しているのであれば、インスリンの処方がなくても算定できますが、考え方としてそんな感じということです。

 

例:退院時処方にインスリンが出ていないが、入院中に処方された余ったインスリンを持って帰るということであれば、インスリンと管理料を算定できます。

※退院から次回の診察時まで、インスリンがないという状況は基本的にはないはずです。そこも含めての管理として、在宅自己注射指導管理料を算定していると思いますので。

 

月の途中で退院した場合の回数

退院時に在宅自己注射管理料を算定する場合は、当該月の残りの日数と回数で管理料を算定します。

例としてこんな感じです

1/20に退院の場合で、自己注射の指示回数が1日2回であれば、

2回(1日の自己注射回数)×11日(残りの日数)=22回となる。

よって、管理料は“28回以下”での算定になります。

 

確認しておいたほうがよいのが、退院処方としてインスリンがなかった場合でも、入院中に処方していたインスリンの余ったやつを持って帰らないか必ず確認したほうがいいです。

基本的には、退院後も在宅でインスリンを打つはずなので、持って帰る可能性が高いです。

 

退院時の注射器用注射針加算

退院時にインスリンの針が出ていたら算定できる。出てなければ算定できません。

インスリンが処方されている場合は、だいたいは算定できると思っていいかもしれません。これが無いとインスリンが打てませんからね!

 

ただし、絶対に算定できるかというとそうではありません。インスリンの打ち間違いやミスで、インスリンと針の処方数が合わなくなってくることも十分にありえます。

例えば、先月はたくさん打ち損じたから、針を多めに出していたので、今月は針が必要なかった。なんて事も考えられますからね。

 

なので、実際に針が本当に処方されているか確認をするということが大事になってきます。

 

退院時の血糖自己測定器加算

血糖測定するチップの処方があった場合に算定していきます。

考え方は、上記のインスリンと同じで、血糖測定のチップを処方していない状態で加算を算定したら、『血糖を測るためのチップを出していないのなら、どうやって血糖を測って管理しているんだ?』となってしまいます。

 

あと、算定の回数についても、在宅自己注射管理料と同じで、残りの日数に対する指示回数なので月末とかは算定できない可能性もあります。

 

ちなみに、血糖の自己測定器を病院から貸し出しする費用は、管理料に含まれて請求できないです。

血糖測定のチップとインスリンを打つ針って種類が違います。当然の事ですが、慣れないうちは、分からないかもしれないので、この針の名称は血糖測定なのか?インスリンを打つときに使う針なのか?ということは確認をしたほうがいいかもしれませんね。

 

まとめ

自己注射管理料の算定方法については条件がいくつかあり、それを満たしたうえで算定していくことになります。

今回はその中で、退院時の算定の例として紹介しました。

 

自己注射の管理料の算定が苦手な人は多いと思います(私もそのうちの一人でした)。

だけど、避けては通れないのですよね。

今後も間違えないように頑張っていきたいところです。

 

 

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