厚生労働省のパンフレットには、
- 高齢者は65歳以上は10/1~
- それ以外は10/26~
などなど…
といった感じで、毎年インフルエンザの予防接種の案内をしていますよね。
かつ、医療機関へ予約もしてくださいねと…
まあ、普通の事を言っているんですけど、
インフルエンザ予防接種の
- 受付
- 予約
- 請求
- 会計
などをする立場からすると非常に面倒くさい!
本記事は、そんな医療事務の愚痴の内容になっています。
また、個人が毎年感じる悲壮感みたいな感想も最後にまとめてあります。
閲覧注意:やる気のある方は見ない方がいいです。最後の方は特に批判多めです。
予防接種シーズンに大変だと感じること
毎年のことですが、インフルエンザの予防接種のシーズンが始まるといつも以上に業務が大変になります。
かつ、ストレスがたまるポイントも増えてしまいます。
各医療機関によって違いはあるとおもいますが、大きく分けてこういった部分でストレスを感じてしまうのではないでしょうか。
とにかく問い合わせの電話が多い→業務が進まない
『インフルの予防接種はいつからですか?』
『予約はできますか?』
『いくらですか?』

話の途中で電話を切ってしまいたくなる。
そんな衝動に駆られるぐらい同じような問い合わせが殺到します。
問い合わせしている側からしたら初めてかもしれませんが、問い合わせを受ける側は何度も同じことを説明するのでうんざりしてきます。(中には会話が通じない人もいて余計にイライラする)
また、業務が電話対応だけなら問題ないのですが、なによりストレスなのが
電話対応により自分の業務が進まない
ことにもっともイライラしていきます。

そんなことさえ頭をよぎります。
インフルのシーズンは電話対応に時間をとられることが本当にストレスです。
レセプトと時期が被って時間がない
インフル予防接種開始ってだいたいは月初めです…
そう、レセプト時期と被るんですよね。
それぞれの業務“だけ”をさせてもらえるなら問題ないのですが、たいていの場合は
レセプト+インフル対応
兼任しなければいけないので業務量アップ!!
体力的にもきつくなります。
この時期の残業時間は年間で一番多い時期かもしれません…
市町村によって請求方法が異なり請求作業が面倒
お住まいの市町村によって補助金がでるところもあるのですが…
これもまた請求する側からしたら面倒です。
- A町は補助が3,000円まででる
- B市は本人負担が1,000円まで
- C町は65歳以上のみ補助がでる
補助の対象が異なるので、請求する側はそれに合わせなければいけないので事務作業がかなり面倒になります。
しかも、受付・会計業務でもその都度、計算が異なってきますので注意が必要になります。
問診表の記入、対応がイライラする
ある程度若いひとであれば問題ありません。質問どおりに書いてくれますからね。
でも、年配の方だと
「字が小さくて読めない」
「持病とか分からない」
「手に力が入らない」
しまには、「全部あんたが書いてくれ」と言い出す始末…
摂取希望者は一度だけかもしれませんが、受付側は大勢の相手をしなければいけません。
1人1人にかまっている暇なんてありません。
年配の方には丁寧に対応したい気持ちはありますが、忙しすぎてそんな余裕すらなくなります。
ワクチンが入荷未定 → 対応が毎回異なるので説明が面倒
毎年のことですが、インフルエンザワクチンってちゃんと入荷されるかその時期にならないとわからなかったりします。
今年はとくにそいうケースが多いかもしれませんね。
そして、ワクチンが不足したときに対応の変更を求められるのは現場の人です。
受付でも、電話でも説明をしなければいけなくなります。
ワクチンの在庫がなくなると、問い合わせが来ても


と逆切れ。

これのやりとりが地味に面倒でイライラするわけです。
煽るマスコミ…やめて欲しい
インフルエンザは毎年のことなのですが、2020年10月現在はコロナが流行しています。
マスコミ等で
『コロナと併発したら~』
『病院で対応して~』
なにかにつけて、
不安を煽るような報道をしています。
正しい情報もあるかもしれませんが、恐怖を煽って、対策を急がせても
一時的な効果はあるかもしれませんが、ほんとに一時しのぎだと思います。
ただでさえ、高齢者はテレビの情報を信じやすいですからね。
問い合わせ関係で多いのも
「テレビでこう言っていたから~」
といった内容…
接取する側、問い合わせする側は簡単かもしれませんが、準備をする側としてはかなり大忙しな状況になっています。情報整備を求む!!
【悲報】頑張った!でも状況(待遇)は変わらない
毎年のことですが、たくさんの
- 体力的な消耗
- いつも以上のストレス
- 過剰業務への不安
こういったものと戦いながら医療事務として頑張っています。
しかし…
がんばった後に残ることってなんでしょう?
多少の残業代?
なんか頑張ったわりには得られるもの少ない…
一生懸命なときはテンションがハイになって、充実感とかやりがいとかも味わえたりするのですが、我に返ったときに急に悲しくなるときがあります。
頑張るのを否定するつもりは全くありません。
事実、私自身もクソ忙しいときは
『私、仕事を頑張ってる!充実している!』
と思っていた時期もありました。
でも、終わった後に残ったものは…
スズメの涙ほどの残業代でした。。。
現場の環境を俯瞰しつつ次の職場を考える
インフルエンザの予防接種時期が大変なのは間違いありません。
ですが、そもそも忙しすぎるのは、病院内の予防接種に対する環境に問題があるかもしれませんよ?
原因になる環境の例
-
口ばかりで動かない上司
-
面倒なことは無視する上司
-
毎年同じだからといって関与してこない上司
-
問題が発生しても絶対に対応しない上司
-
診察室で勝手なことする医師
※上司の愚痴ばかりですいません。
職場環境によっては、来年も、そのまた次も同じ状況が繰り返されるかもしれません。
すべてを人のせいにするのはよくないかもしれませんが、
立場が上の人が動かなければ改善できない問題もあります。
もし、上記のような環境の場合は、また来年も辛い思いをするかも。
そうなる前に、自分自身で少しだけ行動してみる。それでも誰も動いてこなければ次の職場を考える良い機会かもしれませんね。
忙しいときほど、人間の本質が見えてきますからね。
周りの影響で、つぶれてしまう前にまずは自分の健康、精神的な保全を優先に考えていきたいです。
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