2020年から義務教育の中にプログラミングが導入されることにより
「医療事務もプログラミングが使えたほうがいいのでは?」
と危機感を感じる人も増えてきているのではないでしょうか。
私もそんなひとりでした。
ですが、現職で医療事務として働いており、なおかつプログラミングを勉強したものとしては、医療事務の仕事にプログラミングスキルは必要ないと考えています。
大きな理由としては3つ
- プログラミングを使う業務がない
- 稼げない
- 他の事に時間を使ったほうが有意義
だからです。
本記事では、そこらへんを詳しくまとめています。
目次
医療機関が取り扱っているデータは超重要なので個人レベルのプログラムには任せられない
医療機関のシステムは、全て外部の企業に依頼しているのではないでしょうか?
電カルや、システム導入とかしたことがある人ならわかるかもですが、いつも簡単に使っている電カルも導入、利用するには厳しい決まりごとがあります。
厳しい基準をクリアし、なおかつ企業という大きな組織が、お金と時間をかけて作りこんで導入してくるのがシステムです。
そのシステムの中にプログラミングが組み込まれているわけですが…
システムの中には、個人情報や過去の膨大な情報、こういった大変重要なデータを使っているわけです。
とても重要なデータを個人が作ったプログラムに任せることができますか?
私だったらできません。
なので、基本的な考えとしては、個人レベルが作成したプログラムを医療機関全体のシステムとして利用するのは、まずありえない、ということです。
もちろん、そこまでの規模では考えていないかもしれませんが、念のため。
外部の企業のシステムであれば、トラブルがあったときに対応してもらえるし、安心ですから。餅は餅屋へ、です。
プログラミングが使えるからといって給料が上がるわけではない
医療事務でプログラミングがつかえたとしても、給料があがることはありません。
当然、資格手当もでません。
あるとすれば、問題解決したときに同僚や上司から「すごいね」って言われるぐらいかもしれません。
例えばですが…
あなたは、スマホゲームのポケモンGOしてますか?
やっている人を馬鹿だなーとか、時間の無駄だなって思っていませんか?
たぶん、プログラマーにならないプログラミング学習も同じようなものかもしれません。
どちらも稼げないことに違いはありません。
お金のためにプログラミングを勉強するなら、オススメしません。
しかし、今すぐにお金にはならなくても、勉強しておけば、必ず自分の力となることは間違いありません。
知識欲から勉強すること自体はとても良いことだと思います。
個人的に使うのであればOK
医療機関全体ではプログラミングスキルは不要ですが、
個人レベルでプログラムを組むのであれば、よいスキルです。
過去の膨大なデータの中から特定のデータを抽出したい
作業を簡略化したい
自分閲覧がデータを管理するようのソフトを作る
個人的な業務に対しては、効率アップが図れるかもしれません。
プログラミング言語はJavaScript、Python、C、などなど
いろいろな言語がありますので、自分の目的に沿ったものを選びましょう。
エクセルやアクセスなどでできるかもしれませんが、量が膨大だったり、データ形式が違がうとできないこともあります。
そういった面では、ひとつ、プログラムが組めれば、いろいろな状況に対応できるようになります。
医療事務にオススメのプログラミング言語はVBA
自分が好きということでプログラミングを勉強するのは良いことだと思います。
でも、仕事で給料がアップするとか、資格手当がでるとかそういった類のものはありません。
それでも、「勉強してみたい」「自分の業務を効率アップしたい」など思うのであれば「VBA」がオススメです。
VBA【 Visual Basic for Applications 】 とは、Microsoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能で、利用者が簡易なプログラムを記述して実行することで複雑な処理の自動化などを行なうことができるもの。また、そのために用意されたプログラミング言語。
一般的に初心者にはJavaScriptやPythonといったものが良いといわれますが…
正直、医療事務の仕事の中でこういった言語を使う機会はありません。
しかし、プログラミング言語の中で、医療事務の仕事の中で使えるであろう言語は、VBAかなといった感じです。
逆に、VBAであれば、個人的は業務の範囲で有効活用できるし、むしろ効率化にも繋がります。
プログラミングの勉強を始めるときにVBAを学ぶイメージ的には、外来レセを勉強した後に、入院レセをする。
そういった感じですね。
プログラミングの勉強方法は独学から
勉強方法としては、独学でも十分にできます。
時間はかかってしまいますが、自分のペースで行えるので独学も悪くないかもしれません。
私が勉強した中で、個人的にオススメのテキストはこちら
初心者にはイラスト付きで割と分かりやすい内容になっています。
あと、値段も他のテキストに比べて安いです。
テキストで全て勉強できるわけではありません。最初の内は意味が分からないので流し読み程度でいいと思います。
ただ、独学は安くで学習できるというメリットはありますが、学習に時間がかかるし、
挫折しやすいというデメリットがあります。
であれば、最初からプログラミングのスクールに言ったほうが効率いいです。
確かに、スクールは費用かかるけど、
- 勉強時間
- やる気
- 挫折の低減
を考慮したら、独学よりはスクールの方がコスパいいです。
スクール系に通った経験がある人ならわかるかもしれませんね。
スクールのメリット
勉強しなければという強制力
同じ志を持った人との交流
わからない部分はすぐに聞けるという手軽さ
こういったものが、プログラミング学習を長く続けるというポイントだと思います。
今は、オンラインで、スクールの料金も安くなってきています。
「本気でプログラミングを学びたい」
「将来が不安…スキルを身につけたい」
たとえ、途中で挫折してしまったとしても、プログラミングの知識は身につくし、次への経験に絶対に生かせることでしょう。
勉強した知識は絶対に自分に戻ってきます。
今、TechAcademyという有名なスクールでも無料体験をやっているので、「スクールがどんなものか?」というのを体験できる良い機会だと思います。
「独学では自信がない」という人は、ぜひ参加してみてはどうだろうか?
>>とりあえず無料体験だけしてみる【公式ページへ】
結論:医療事務の仕事でプログラミングは使わない
プログラミングを習得するための勉強時間はおよそ300時間程度と言われています。
もし、収入アップのためにプログラミングを勉強しようとしているのなら、
それだけの時間があれば
- 投資の勉強
- 副業をする
といった稼ぐために費やす時間が増えます。
また、べつに稼ぐというだけでなく
- 家族との時間
- お出かけして気持ちをリフレッシュ
などといった楽しみも増えるでしょう。
自分にとって、プログラミングで
- なにができるのか?
- なのために勉強するのか?
- メリットはあるのか?
といったことを再確認したほうがいいかもしれません。
>>無料体験から自分のプログラミング価値を判断する
もし、「もっとお金を稼ぎたい」というなら、プログラミング以外にも方法はたくさんあります。
しかも、医療事務を続けながらもできます。
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