これから医療事務を目指そうと思った時に、働いて楽しいと思える仕事なのか?という事も転職や就職をするうえでの判断基準のひとつになると思います。
医療事務として10年の経験がある私からお伝えすると
職場環境によって楽しさが全然違うので答えがない
というのが正直な感想です。
医療事務という仕事単体で考えた場合であれば「楽しい」と答えることができるのですが、そこは医療事務は周りと連携して行う仕事なので周りの環境によって左右されてしまうということです。
ですが、医療事務の仕事の中には楽しいと感じるシチュエーションもあります。
本記事では、これから医療事務を目指す人に向けて医療事務は楽しいか?という事についてまとめてあります。
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職場の環境によって左右されるので楽しいとは限らない
本来、医療事務はやりがいがあり楽しい仕事です。ですが、冒頭でもお伝えしたように職場環境によって医療事務としての仕事を全然楽しめない状況があるというのが現状です。
例えばこんな感じ
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やっかいなお局様の存在
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部下をないがしろにする上司や先輩
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自分の事ばかり考えている同僚
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忙しすぎて余裕のない現場
こうった環境であるだけで、本来、楽しいはずの仕事も楽しむことができません。
どんな仕事でも人間関係には悩まされますが、医療事務という仕事の場合ずっと閉鎖された空間で同じ仲間と仕事を行っているため、どうしても人間関係の良し悪しに左右されがちなのです。
なので、医療事務の仕事は本来は楽しい→けど職場の人間関係によっては楽しくない、辛くなるという認識を持っておいた方がいいかもしれません。
医療事務の楽しいと思えるところ
では、本来の医療事務が楽しいと思える部分ってなんでしょうか?
個別に例を挙げていきます。
前提としてですが、忙しければどんな仕事も100%では楽しいとは思えません。あくまでふとした瞬間、気持に余裕があるときに楽しいと思えるものと思ってもらえればいいです。
患者さんとのなにげない会話
医療事務の主な仕事のひとつに受付業務があります。そんな業務の中で患者さんとのなにげない会話も楽しみの一つです。
たわいもない会話、雑談かもしれませんが、医療機関にくる多くの人は高齢者であり、いろんな仕事、趣味を経験してきてたくさんの知識を持っている人生経験豊富な人たちです。
大抵の場合はたわいもない話ですが、中には興味深い話をされる方もいるので良い刺激になります。
また、医療事務の仕事の属性上、どうしてもミスが許されません。常に緊張感をもって仕事に取り組んでいます。
そういったピリピリした意識の中での患者との雑談は気分転換にもなります。
もちろん人によって面倒な患者さんもいるし、タイミングもあります。
ココがおすすめ
人と話すのが好きというタイプには楽しめる仕事といえるでしょう。
医療(保険)に関する知識の取得
医療事務の主な仕事で受付以外にレセプト(保険請求)というものがあります。
これらは医療機関ならではのシステムであり、通常一般の方は理解できないような知識が多く存在します。
こういった専門的な知識を身に着けていく事が楽しみの一つになってきます。
勉強嫌いの方からしたら「ありえない」と感じるかもしれませんが、医療事務の面白いところは学んだ知識をすぐに実践できることです。
例えば
この保健請求の方法はここの部分で使えるな、といった具合にすぐに実践できるので自分の知識にもなりやすいし、自分で行動した結果こうなったというやりがいにも繋がってきます。
慣れないうちは面倒と感じるかもしれませんが、こういった医療事務の楽しみ方もあったりします。
医療事務の知識は本当に奥が深いです。
「一通り覚えた!」と思ってもまたすぐに新しく分からない事がでてくるので調べる楽しさも増えます。
高額療養費など保険の制度を患者に教えるやりがい
知識の取得はレセプト業務に限らず、受付での患者さんへの説明時にも役に立ちます。
例えば
の説明などなど…
このような公的な制度の説明を受付で行う機会は多いです。
そいうった場合に受付から患者や家族に説明してあげるだけでも「人のために仕事しているな」といった実感を味わうことができます。
最初は制度を覚えるのは大変ですが、そんなに種類もありませんし、そもそも仕事以外でも家族や知り合いが病院にかかったときにも使える知識なので勉強する価値はかなり高いです。
医事課全体でレセプトや作業を終わらせたときの爽快感
医療事務は基本的にはチームプレーです。
例えば、主な業務のひとつのレセプト業務であれば締め切り期限である毎月10日の提出に向けて医事課全体で頑張っていきます。
忙しさのあまりイライラして同僚と衝突することもあるかもしれませんが、こういった苦難を乗り越えるからこそレセプトを締め切りの10日に提出できたときは達成感があり、やってよかったという気持ちになります。
ちょっとスポ根的な表現ですが、イメージ的には近いかもしれません。
部活をやっていたい人ならわかりやすいかもしれませんが、目指していた大会が終わると「ホッとして力が抜ける」そんな経験を味わったことがある人も多いはず。ホッとするのはそれだけ自分が頑張った証です。
大変な業務も慣れたら余裕がでてくる
基本的には医療事務の仕事は忙しくて大変です。楽しいと感じるのは仕事全体の1割ぐらいかもしれません…
それでも仕事になれてくれば、毎月、毎日同じような業務の繰り返しですので余裕をもてるようになります。
余裕をもてるようになれば、自然と上記のような仕事の楽しさにも気がつけるはずです。
こんな感じに近いかも。
業務に慣れてしまうといつのまにか「仕事がつまらない」と感じる時期もでてきますので注意が必要です。
楽しさなんてこじつけだから最初から狙っていかない
上記で紹介した医療事務の楽しさって少しこじつけかもしれませんが、医療事務に限らず仕事なんてそんなものです。
仕事に慣れてきて、会社全体の流れが見えてくる。そして自分なりの楽しさを見つけていくのが自然な流れなのではないでしょうか。
繰り返しですが、医療事務という仕事自体は良い仕事だと思います。
それでも転職、就職する前から楽しさの確実性を求めるのは人間関係や職場環境の問題もあるので難しいでしょう。
なので、まずは自分が医療事務をやってみたいかという前提条件から考える必要がありそうです。
あとは、本当にあなたが挑戦してみたい仕事かどうかです。
どうやって挑戦するか?
あとは少しの行動あるのみです。
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資格があると未経験でも就職しやすい
医療事務として働く前に必須なのが医療事務資格です。
入職前から医療事務の資格を持っていると確実に働きやすくなります。
そのための医療事務の資格だと思っていいと思います。
もし、
「医療事務を検討しているけど医療事務の資格は持っていない」
という人は、に医療事務の資格を検討してはどうでしょうか。
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