「医療事務で働くとしてもできれば楽な診療科で働きたい」
そう考えている人は多いはず。
診療科の事までは考えなくても少しでも楽して働きたいのが人間の本心です。
そこで重要な選定ポイントが”大変な診療科を避ける事”だと思います。
では、実際に医療事務にとって
- どの診療科が楽?
- 大変な診療科はいったいどれ?
医療事務として内科、整形外科、循環器科、泌尿器科、眼科、消化器内科、などなど…さまざまな診療科がある総合病院で10年以上働いている立場から紹介していきます。
目次
前提としてめちゃくちゃ楽な診療科などない
医療機関によっては、診療科によって医療事務員の忙しさの度合が異なってくることもあります。
ただし、そこまで大きな違いはないというのが長年の経験から言える事です。
どの診療科もそれなりに忙しく、それなりにトラブルや問題が発生します。
なので、「この診療科なら絶対に楽できる」というものはありませんので、このことは頭の片隅にでも置いておいてください。
比較的に大変な診療科は子供相手のところ
では、どちらかというと大変な診療科ってあるのでしょうか?
比較的に大変な診療科
- 小児科
- 耳鼻咽喉科
- 皮膚科
そう、どれも小児科をはじめ子供相手が多い診療科です。
子供相手だと大人と違い、スムーズに診察も進まずイレギュラーも発生しやすいです。
待合室でも騒がしく、保護者の方がしっかりしていないと大変な事になります。
また、中には自分の子供の事が心配でヒステリックになる保護者の方もいますので、医療事務の立場からすると面倒だったりします。
しかも子供相手だと学校の都合などで受付時間ギリギリの受診がある、結果的に残業につながるケースもありえます。
関連記事>>医療事務は残業が多い?「残業なし」の職場を選ぶポイント
子供相手で楽しいし、やりがいはあるかもしれませんが、大変さでいえば小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科はトップクラスといえるでしょう。
比較的に楽な診療科は定期受診ばかりのところ
逆に比較的に楽な診療科は
- 内科
- 眼科
- 泌尿器科
ここら辺が無難でしょう。
理由は、定期受診ばかりでイレギュラーが少ない、という事です。
内科は、たまに定期受診する中に風邪症状などの軽い症状で受診する事もありますが、それ以外はほぼ同じなので算定や対応方法に変化はありません。
簡単な対応の流れも
診察→検査→処方→会計
とルーティンです。

もし、スキルアップのことまで考えているのであればこちらの記事もどうぞ
眼科や泌尿器も診察する部位は決まっています。
異なるとすれば検査内容程度なので、レセプトにおいても部位がはっきりしていたり、算定項目も少ないので比較的に楽にできるでしょう。
番外編:大変だけど楽しいのは整形外科
ちょっと話はそれますが、医療事務として業務を行うのが楽しいのは整形外科です。
楽しいと言える理由
- その都度対応が異なる
- 算定方法の種類が豊富
- 自賠責や労災がある
正直なところ、急患対応やレセプト、算定業務においては一番面倒な診療科かもしれません。
急患=整形
ってイメージがあるぐらい、救急患者は頻繁に来ます。当然、その分大変です。
注意ポイント
しかも算定方法やレセプトについても種類が多い分だけチェックも大変で「これが正しい」というのも毎回変わってくるのでその都度確認しなければいけません。
ですが、大変な分、楽しさはあります。
もし、医療事務としてバリバリ頑張りたい!スキルアップもしたい!
ということであれば、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
一概に診療科で決める事はできないので相談してみる
繰り返しですが、大変じゃない診療科なんてありません。
全ての診療科をみたときに、比較的に”楽であろう”というあくまで予想の部分でしかありません。
大変かどうかは実際に働いてみるまでわかりませんからね。
それでも
「事前に就職先の忙しさとかを知っておきたい」
というのであれば、転職エージェントに相談したほうが確実に情報を得る事ができます。
素人の判断ではなく、転職のプロの目からみたときに「ここの医療機関は大丈夫なのだろうか?」と一緒になって考え、導いてくれます。
まだ、転職エージェント等に登録していないといのであれば、まずは登録しておくとスムーズに話がいくと思います。
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