こんにちは医療事務員のアドバーグです。
この記事では、
と考えている
- これから医療事務を目指す人
そして
- 医療事務から転職を考えている人
に向けて解説しています。
医療事務の仕事がどんなに良くても、少しでも楽をして働きたいなーって思いますよね。
そこで職場選びで重要なポイントが”忙しい、大変な診療科を避ける事”だと思います。
では、実際に医療事務にとって
- どの診療科が楽で、
- 大変な診療科はいったいどれ?
ということを、医療事務として内科、整形外科、循環器内科、泌尿器科、眼科、消化器内科、リハビリテーション科などなど…
医療事務は女性にとってとても働きやすい仕事です。
そのため、医療事務として長く働くためにも、働きやすい診療科を調べておくことはとても重要です。
今回は、具体的に
- 診療科ごと
そして
- 診療科を選ぶ上でのポイント
まで解説していますので最後まで見ていってくださいね。
※あと、見る注意点としては、個人の偏った経験と意見があることをご了承いただければと思います。
このブログでは、現役の医療事務員が医療事務のリアルな情報を発信していますので、よろしくお願いいたします。
また、LINEで無料の転職相談もやっていますので、よかったらそちらもチェックしてみてください。
それではやっていきましょう!
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前提としてめちゃくちゃ楽な診療科などない
まずはじめに、そもそもなのですが、前提としてめちゃくちゃ楽な診療科などない、
ということは理解しておきましょう。
医療機関によっては、診療科によって医療事務員の忙しさの度合が、多少は異なってくることもあります。
ただし、診療科によってそこまで大きな違いはないというのが事実です。
どの診療科もそれなりに忙しく、それなりにトラブルや問題が発生します。
ので、このことは頭の片隅にでも置いておいてください。
まずは病院か診療所(クリニック)か選ぶ
次に、医療事務として働く場所を選ぶうえで、病院と診療所とに分かれます。
診療科の前に、まずは、このどちらがいいのかを決めましょう。
①:国立病院や大学病院
最初に国立病院や大学病院など、比較的大きな規模の病院の場合、医療事務の仕事内容は、各科へ配属され、決められた業務をスタッフが受けもちます。
例えば…
- 受付、会計に配属される人
- 各診療科の窓口に配属される人
- 算定、レセプト業務に配属される人
などなど、それぞれが各部署で自分の受け持った仕事のみをこなしていきます。
②:診療所やクリニック
次に、診療所やクリニックについてです。
大規模病院に比べ、規模が小さなクリニックだと、勤務するスタッフの人数が少ないため、医療事務としての仕事を全て一人で行なわなければいけません。
③:病院かクリニックか迷ったら考えるポイント
ここまで聞いて、
と思ったら、
診療所(クリニック)のメリット、デメリット
医療事務の仕事内容を一通り習得することができるという面からすると、医療事務として最前線で経験を積みたい人にはクリニックや診療所がいいかもしれません。
ただし…
全てのクリニックではありませんが、
- 常に人手が足りない
- 休みも取りにくい
- 人間関係が限定的
という傾向があります。
病院のメリット、デメリット
反対に、大きめの病院では
- 休みなどは比較的に取りやすいかもしれませんが、
- 業務が単純で飽きる、
- そして業務が偏っているので経験が積みにくい、
といったデメリットもあります。
ここで紹介したメリット、デメリットについてはあくまで一例ですので、こういったメリット、デメリットを考慮して、まずは病院かクリニックか選んでいきましょう。
未経験者、初心者であれば内科or整形外科で経験を積むというキャリア形成
次に、初心者、未経験者であれば内科か整形外科で経験、キャリアを積むという手もある、ということについて解説していきますね。
例えば、内科であれば、厚生労働省が発表する「病院施設(動態)調査・病院報告の概要による病院の診療科別にみた施設数」を参考に比べると、病院の診療科の数は平成28年の時点で6,799件と内科が最も多い件数であることが分かります。
こんな感じです。
引用:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/16/dl/gaikyo.pdf
内科に続いて、整形外科4,918件、外科で4,619件、皮膚科は3,035件と、このように比較的多い診療科を把握することができます。
医療事務として長く働くにあたって、まずは、全国的に多い診療科で働いて、スキルや知識を身につけると後の転職の際に非常に役立つとおもいます。
比較的に大変な診療科は子供相手のところ(小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科など)
では、次から、比較的に大変な診療科を紹介していきますね。
比較的に大変な診療科は
- 小児科
- 耳鼻咽喉科
- 皮膚科
などなど…
そう、どれも小児科をはじめ、子供相手が多い診療科です。
子供相手だと、なかなかスムーズに診察も進まずイレギュラーも発生しやすく対応も難しいです。
中には自分の子供の事が心配でヒステリックになる保護者の方もいますので、医療事務の立場からすると面倒だったりします。
しかも、子供相手だと学校の都合などで受付時間ギリギリの受診がある、
結果的に残業につながるケースもありえます。
ただし、子供相手なので楽しいし、やりがいはあるかもしれません。子供が好き、対応に慣れている、というのであれば小児科もやりがいがあっていいと思います。
どこの医療機関も高齢者の対応は基本
ここまで聞いて、
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
基本的に、病院もクリニックもメインの患者さんは高齢者です。
つまり、高齢者はデフォルトで、対応できて当たり前、といった感じです。
ここらへの高齢者の受付での対応は過去のブログでも解説していますので、参考にされてくださいね。
≫医療事務(受付)なら忙しいのは当たり前?忙しすぎるあなたに伝えたいこと
比較的に楽な診療科は定期受診ばかりのところ
次は、比較的に楽な診療科を紹介していきますね。
個人的には、
- 内科
- 眼科
- 泌尿器科
ここら辺が無難ではないかと思っています。
大きな理由は、定期受診ばかりでイレギュラーが少ない、という事です。
内科は、定期受診する中に風邪症状などの軽い症状で受診する事もありますが、それ以外はほぼ同じなので、算定や対応方法にそこまで変化はありません。
簡単な対応の流れも
診察→検査→処方→会計
とルーティンです。
眼科や泌尿器に関しても診察する部位は決まっています。
異なるとすれば、検査内容とかなので、レセプトにおいても部位がはっきりしていたり、算定項目も限定的なので比較的にわかりやすいのではないでしょうか。
注意ポイント
もちろん、他と比較したら、やりやすいかも、という意味で、楽ができるかもしれない。
ということなので、大変な医療機関もあるかもしれないので注意してくださいね。
番外編:大変だけど楽しいのは整形外科
ここから、ちょっと話はそれますが、個人的に医療事務として業務を行うのが楽しいと感じるのは整形外科です。
整形外科が楽しいと言える理由は
- その都度対応が異なる
- 算定方法の種類が豊富
- 自賠責や労災がある
正直なところ、急患対応やレセプト、算定業務においては一番面倒な診療科かもしれません。
急患=整形
ってイメージがあるぐらい、救急患者は頻繁に来ます。その分、本当に大変です。
ポイント
しかも。算定方法やレセプトについても種類が多い分だけチェックも大変で「これが正しい」というのも毎回変わってくるので、その都度、主治医に確認しなければいけません。
ですが…
もし、医療事務としてバリバリ頑張りたい!スキルアップもしたい!
ということであれば、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
もし、医療事務員さんでスキルアップのことまで考えているのであれば、過去にスキルアップのためのブログもだしているので参考にしてくださいね。
必須!就職や転職する前にある程度の対策はするべき
繰り返しですが、大変じゃない診療科なんてありません。
全ての診療科をみたときに、比較的に”楽かもしれない”というあくまで予想の部分でしかありません。
大変かどうかは実際に働いてみるまでわかりませんからね。
それでも、
また
というのであれば
事前の準備は多少、必要かなと思います。
具体的な方法としては
- 転職エージェントに相談する
- 医療事務の勉強をしておく
この二つです。
それぞれ詳しくお伝えしますね。
対策①:転職エージェントに相談する
ちょっと利用することに抵抗があるかもしれませんが、リクルートエージェント転職支援サービスなどの転職のプロに相談したほうが確実な情報を得る事もできますよ。
例えば…
クリニックなどで、人手不足で鬼のように忙しい現場だったとしても
求人のアピール欄に
「未経験歓迎」
とか
「アットホームな職場ですよ」
みたいに、アピールして求人をだしているところも実際に多数あります。
そういった場合でも、転職エージェントは就職の前と後で相談できるので、不安を軽減できますよ。
そこらへんの体験談はこちらにリンクを張っていますので、参考にしてみてくださいね。
≫すぐに辞めるのはダメ!医療事務が転職に失敗しない具体的な方法【おすすめ転職エージェント】
-
【医療事務員にオススメの転職エージェント2選】すぐに辞めちゃダメ!転職に失敗しない具体的な方法を伝授
続きを見る
対策②:医療事務の資格を勉強しておくと、どの診療科でも楽にこなせる
2つ目の事前準備としては、転職・入職前から医療事務の資格の勉強をするということです。
診療報酬の勉強をしていると、就職してから確実に働きやすくなります。
基本的な医療事務としての知識があることで、入職してから覚えることが減り、業務量の軽減につながりますからね。
医療事務の資格は持っていない、という人は、今後、少しでも楽をするために医療事務の資格を勉強してみてもいいかもしれませんね。
ただ、
という人は過去におススメの独学の方法やテキストを紹介していますので参考にしてくださいね。
まとめ:診療科で決める事はできないが事前対策はできる
楽な診療科を狙って就職、転職活動を考えるはいいですが、現実的には難しいかと思います。
であれば、自分出来る範囲でリサーチや行動をしてみる方が現実的かもしれませんね。
具体的な手順としては
- 転職エージェントなどを利用しリサーチすることで、
- 働きやすい職場で働ける可能性が上がる
- さらに診療報酬などの勉強をしておくと就職してからの負担が減る
といった感じです。
少しでも働きやすい職場で働き、安定した生活をゲットしていきたいですね。
以上が今回のブログの内容になります。
このブログでは現役の医療事務員がリアルな情報を発信していますので、よろしくお願いします。
また、LINEで無料の転職相談もやっていますので、よかったらそちらもチェックしてみてください。
それではまた~
※関連記事です
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具体的に楽な診療科で働く際に有利になりそうな転職サイト・エージェントの選び方です。
できるだけ楽な診療科で働きたいと思っている医療事務員さんに参考になると思います。
≫すぐに辞めるのはダメ!医療事務が転職に失敗しない方法【オススメの転職エージェント】
-
【医療事務員にオススメの転職エージェント2選】すぐに辞めちゃダメ!転職に失敗しない具体的な方法を伝授
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